「海と森とイルカの学校」 ~御蔵島のイルカセラピー~

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「海と森とイルカの学校」~御蔵島のイルカセラピー~

■イルカとは

青い海をゆったりと泳ぐイルカ。
イルカは、海に住む高等哺乳類。「頭がいい動物」と言えば、
真っ先にイルカを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

いわゆる「頭がいい」のは、脳の大きさではなく、
脳の大きさと身体との比率だと言われています。
もし脳が大きい方が頭がいいのであれば、
世界で一番頭がいいのはゾウとかクジラになりそうですが、必ずしもそうはなっていません。

頭がいい動物、例えば、豚は犬より頭がいいと言われていますし、
ワタリガラスも非常に賢い動物の一種です。
「ゾウは忘れない」という格言がイギリスにはあるらしく、
アガサ・クリスティの作品のタイトルにもなっていますが、
ゾウは記憶力に優れていると言われており、
それが群れの中で共同生活を送ることに大きく役立っており、
非常に繊細で優しいやりとりがあるそうです。

こうした「頭の良さ」の目安として、「鏡像認知」と呼ばれる、
鏡に映った自分の姿をみて自分自身だと認識できるかどうかのテストが行われます。
鏡を利用できる能力は、複雑な認知処理によるものであると考えられているからですが、
イルカはもちろん胸像認知もできるし、非常に複雑な音のやりとり(言語?)ができるとも言われているのです。

でも、上記にあげたワタリガラスやゾウ、あるいはチンパンジーや豚など、
頭のいい動物はいくらでもいるのに、なぜイルカは特別視されるのでしょうか。

実はイルカへの特別視は、世界的に普遍なものでもありません。
ギリシャ文化やキリスト教圏では、神様に結びついたものとして語られていますが
ほとんどの文化では、普通に食用として他の動物と変わらず扱われていたようです。

イルカの特別視は、やはり近年に入ってからでしょう。
特に、うつ病などを持つ人たちがイルカと触れ合う事で
ココロを回復させていくアニマルセラピーの分野で
非常に高い人気をよぶようになりました。

■イルカセラピーに大切なこと

イルカに触れ合えば癒される・・・そういう事ではありません。
他の動物たちが登場する「アニマルセラピー」全般に言えることですが
イルカセラピーにも、イルカという生き物への理解や彼らが生きる環境のこと
また、人と動物が触れ合い、素晴らしい時間を過ごすための大事なルールなど
「触れ合う」だけではない、様々なことを私たちは知っておく必要があります。

姿かたち、そして生きていく環境までもが全く違うイルカという生き物。
その生き物と触れ合うというのは、とても貴重な「出会い」の場でもあるのです。
そして、イルカセラピーは、自然への理解と自然との共生という観点なしには
おこなうことができないもののひとつ。

そしてそれは、「あるがままの自分」へ辿りつこうとする
セラピーのあり方でもあるのです。

■自然の中で触れ合う

私たちがイルカセラピーに訪れるのは
御蔵島という小さな島。
伊豆七島のひとつ、三宅島のすぐ近くに存在する島です。
昔からこの御蔵島の周囲にはイルカが定住し、
島民たちは、イルカと共存してきました。

御蔵島は小さく平地がない島で、海からすぐに険しい崖が立ち上がり
島の中央にある山々へと続いていきます。
厳しい海風の為に樹高はなくとも木々が豊かに茂り
カツオドリという海鳥たちのすみかともなっています。

この鳥たちの落とすフンは、山に落ちて土と水に溶けあい
海に面した崖から落ちる滝となって海に還ります。
これが海の中では絶好の栄養分となりプランクトンなどの微小な生き物から
小魚たちを養います。
それを食べる大型の魚たち、カツオドリたち
そして、イルカと人が生きている。
まさしく、自然の循環の中に豊かに反映する自然の島なのです。

その大きな自然の中の小さな島で、私たちのイルカセラピーが始まります。
ここから、イルカセラピーとそれにまつわるイルカたちと人の物語を
お送りしたいと思います。


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