「海と森とイルカの学校」~御蔵島のイルカセラピー~

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「海と森とイルカの学校」~御蔵島のイルカセラピー~

■イルカセラピーって何?


イルカと一緒に泳げば、セラピーになるのか?といえば
そうではありません。
これは、全ての「アニマルセラピー」に言えることですが
元々、動物とのふれあいは非常にセラピューティック(セラピー的)で
一緒に過ごすことでとてもリラックスできたり
プラスの感情を感じることができることが多いのです。

ココロ(精神的なもの)と身体は連動していることが多く
同じ状態であっても、プラスの感情を感じている時の方が
身体も楽に感じたり、いつもよりものびのびと動くことができたりします。

イルカセラピーの場合、一緒に泳ぐということは
海に入りますが、海に入って泳ぐ(あるいは浮く状態だけでも)
アクアセラピー的な効果が得られるので、
イルカに関わるという事そのものが、人間にとっては
プラスの状態をもたらすものを多くそろえていると言えるのです。

では、「セラピー」とは何か?

セラピーは、薬や手術などによらない心理療法や物理療法をいいますが
ある種の「ココロの成長」「ココロの気づき」というような
変化がもたらされるもの、肯定的な心の状態を作るものと考えてみてください。
触れ合うだけでは、単に「気持ちがいい」「楽しい」だけですが
そこにセラピーという手法が取り入れられると
そこには「気づき」や「ココロの成長」と言った変化が現れるのです。

だから、イルカセラピーは、単にイルカと一緒に泳ぎ、楽しむものではありません。
そこには、自己探求への気づきや自己発見といった成長が
必ずもたらされるのです。

■イルカセラピーの目的とは

イルカセラピーでうつがよくなった、自閉症の子どもが笑顔になった等の
エピソードはよく聞かれることですが
セラピーは、治療ではありません。
イルカセラピーの目的は、障害や病気を治療させることではなく、
あくまでも発達支援や心身機能の改善、生活の質(QOL)の向上が
目的となります。

つまり、自閉症児のような発達障害をもっている方の場合は、
障害が治る治療方法でなく、
あくまでも発達支援プログラムのひとつだということなのです。
イルカセラピーに参加することで達成感を味わい、
チャレンジ意欲がわき、
他者とのコミュニケーションが楽にできるようになったり、
またその意欲を高めることが目的になっています。

だから、特に障がいや病気という事だけではなく
自分の生き方や人とのかかわり方で悩んでいる方でも
あるいは、自分がもっと自分らしくのびのびと生きていけるような
心理的な支援方法としてもイルカセラピーは効果的です。

■効果はどこからくるの?

高い知能を持つイルカはまた、非常に共感力が強く
同じ群れで生きる他者(他イルカ)にも思いやりや助け合いの行動を
見せると言われています。
同じように、本来全く違う種族であるヒトに対しても
強い好奇心を持って近づき、何らかの合図を出すこともあります。

そう、殆どの野生動物はヒトに対して近づいてくるというよりも
逃げ出したり、攻撃したり、あるいはまったくの無関心で接することに比べ
イルカはかかわろうとしてくれる。
全く違う種族の動物に対する好奇心と親愛の行動。
これがまず、イルカと他の動物との徹底的な違いなのです。

それは、同じ種族の生き物から受けるインパクトとは比べ物にならない強さで
人のココロに響きます。
そう、「異」が大きいことを越えて示される親愛の情は
非日常的な強い印象を持って
人のココロを動かすのです。

誰にも受け入れられなかったと孤独の中にいた人が
全く違う生き物から示される好意。
それは、どれだけ嬉しいものとして、ココロを満たしてくれることでしょう。

この異種族間のコミュニケーションによる癒しについて
次回お話させていただきたいと思います。


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