

マイペースな妻“ハルさん”と、
超マジメな夫“ツレ”に人生の危機!?
人生は晴れたり、曇ったり…。
だから、マイペースに前へ進もう。
ほんわかハッピーで、ホロっと泣ける
<珠玉のラブストーリー>が誕生しました。
生真面目なサラリーマンだった夫はマイペースなスローライフを送り、ネガティブでおっとりキャラの妻はポジティブなしっかり者に変身!?
本作は、夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちを見つめ直し、成長していく夫婦の姿を描いた、細川貂々(ほそかわてんてん)さんのベストセラーコミックエッセイ「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎文庫)の待望の映画化!ともすれば暗くなりがちなうつ病という題材を明るくコミカルに綴った原作の良さをそのままに、人は十人十色、夫婦は百人百色、だからハッピーをモットーに自分たちらしくあろう!という型にはまらない夫婦のあり方をユーモアたっぷりに描いている。相手を思いやり、お互いの肩にちょこっと寄りかかりながらゆっくりと前に進んでいく晴子と幹男の夫婦の姿は、観る人にあたたかな感情と深い感動を与えてくれるだろう。
そんな珠玉のラブストーリーが<今秋>誕生!

うちの家族は、私(妻・髙崎晴子)とツレ(夫・幹男)とイグアナのイグのちょっと変わった家族だ。
ツレは仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作っちゃうスーパーサラリーマン(だった)。おまけに性格は超ポジティブ。そんなツレがある朝、真顔で「死にたい」ってつぶやいた!何があったのツレ?一体どうしちゃったのツレ?
病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)だった。仕事の激務とストレスが原因らしく――そういえば、病気の予兆があったようなないような?結婚5年目、ツレの変化にまったく気づかないなんて…ゴメンね、ツレ。そして、うつ病の原因が会社にあるなら辞めちゃえばいいのになって思った私は「会社辞めないなら、離婚する!」と告げた。
会社を辞めたツレが主夫になり、家事嫌いの私は内心嬉しかったり……。でも、ツレのバカ真面目で完璧主義な一面もクローズアップ!時々イラッとすることもあるけれど、私は以前より明るい性格になれたし、グチグチ文句を言わなくなったし、病気が教えてくれたこともたくさんある。しかし、収入源がなくなり髙崎家は貧困街道まっしぐら!そこで私は編集部へ行き、大胆発言をした。
「ツレがうつになりまして、仕事を下さい!」
私は新しい仕事をもらい、ツレの体調も徐々に回復に向かい、ほっと一安心。もう二度とあの元気なツレに会えないの?と不安になったこともあるけれど、考え方次第で人生はハッピーになると知った。
そして、小さなつまずきのその先には、ある奇跡のような出来事が待っていた。
あなたの周囲の人が「うつ」になり、苦しむ姿をまのあたりにしたとき、あなたは、どうしますか。私がこの疑問に取り組んだのは、2005年、『「心がつかれた人」のためにあなたができること』(あさ出版)の初版を出版した時でした。日本人の多くが「うつ」で苦しむ中、その人を取り巻く家族や、友人、同僚たちは、多かれ少なかれ、影響を受けることになります。「自分が「うつ」になった時、どのようにケアをすればよいか」というような本はたくさん出ていても、「家族や身の回りの人が「うつ」になった人をどのようにサポートしていけばよいか」というようなテーマは、当時まだ少なかったような気がします。家族が「うつ」の症状を発症した場合、家族の環境は、大きく変わります。それが夫であった場合、家族は経済的支えを失い、家に引きこもることの多い夫に対して、子どもや妻も心のバランスを崩すことも多いようです。また、家族も同じように「うつ」の症状を発症してしまうこともあります。夫婦のうちの一人が「うつ」を発症し、一年後には、夫婦の両方共が「うつ」になっているという、カウンセリングのケースを、私はたくさんみてきました。
「うつ」という症状はやっかいですが、決して改善できないものではありません。それは、診療内科やきちんとしたカウンセリングを受けるということだけではなく、ストレスのもととなっている仕事や、カウンセリング環境や、それらを大きく理解していく妻や家族などのサポートが、うまくいった時、確実に改善されます。
今回、『ツレがうつになりまして』が映画化されると聞き、原作を読んでいた私は、とても素晴らしいことだと思いました。原作は実際に「うつ」である夫を抱えた漫画家の方が、ドキュメンタリー的に、日々の葛藤や、とまどいながらも、ゆっくりと「うつ」という症状と向かい合い理解していきます。やがてそれが、夫である大切な家族を理解していくことにつながっていく素敵な家族の物語でした。その本を読んだ時には、まさに、体験者が語る力強い本だな~と感じた印象があったからです。それだけ多くの人が、「うつ」で苦しみ、またもっと多くの人が、「うつ」で苦しむ人のサポーターになるという環境になっているのが、今の日本の現状だと思ったからです。そういう意味では、この物語はまさに「家族の成功事例」として「うつと戦って成功した事例」というだけでなく、これからの家族の本当にあるべき自然な姿をみつけた「成功事例」である気がします。
今回の映画化にあたっては、演技派で若い人達に人気の俳優さん達が、きっと多彩な演技で、「うつ」の症状と、そしてそれを取り巻く家族の愛を描いてくれるに違いないと楽しみにしています。「うつ」という単なる症状ではなく、「うつ」という症状を通じて家族のことをより深く理解する、そして、もう一度根底から、家族のあり方やその絆、そして、これからの自分たちの等身大の家族の形というものを見つけていくような作業は、「うつ」だけでなく、多くの問題を抱えた家族のモデルとなります。また、鬱の患者を抱えた家族のみならず、今現代を生きる私達すべてにとって、とても大切なことなのではないかと思っています。それがきっと、今までの日本の「こうあるべき」という家族のスタイルを超えて、これからの私たちが模索する本当の家族の姿を、きっと考えさせてくれるからだと思うからです。映画は、いいですよね。本は一人で読むことが多いけれど、映画は、いろんな人と観に行くことが出来る。この映画も、一人で観てもいいし、気のおけない友達と観てもいい、家族と観てもいいかもしれません。夫が「うつ」であれば、子ども達と一緒に観に行ってもいいのかもしれません。自分一人が抱え込んで、「うつ」について、一人で悩むのではなくて、映画を通じてたくさんの人と、この鬱の人をサポートするということについて、語り合うきっかけになってもらえたらいいのではないかなと、強く願いました。
もちろん、「うつ」になった当人をひっぱりだして、気晴らしがてら映画に行くというのも素敵なことです。そんな人にもやさしいテーマの映画はそんなに多くないですから。誰と観たとしても共通して言えることは、この映画を観る時には、いつも大事な誰かのこと考えているということです。その大事な誰かが、たとえ「うつ」であったとしても、変わらずに愛していこう、という気持ちがきっと固まるに違いありません。くしくも私も今年5月に、『家族、友人、自分が「うつかな?」と思ったとき読む本』(あさ出版)を発刊させていただきました。ここでは、「うつ」の人と「うつ」の夫と関わるノウハウが書かれています。でも、きっとこの映画では、そのノウハウをさらに素敵な家族愛の物語にして、大事な人を思いながら、見せてくれるに違いありません。今から私も、公開をとても楽しみにしております。
心理カウンセラー 浮世満理子

家族、友人、自分が「うつかな?」と思ったとき読む本
浮世満理子/著 あさ出版
1,365円
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