2011年全日本フィギュアスケート選手権レポート

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2011全日本フィギュアスケート選手権、メンタルトレーニング

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現地リポート

Report number 0032011/12/22

大事な試合前にかける、一番効果的なメンタルの言葉

こんにちは。
メンタルトレーナーの浮世満理子です。

人生をかけた大きな本番がすぐそこに迫り、大きなプレッシャーと緊張の中で、がんばる選手たち。
そんな選手たちに、もしみなさんなら、なんと応援の言葉をかけますか?
スポーツだけでなく、たとえば受験生に試験当日、なんと声をかけますか?

「励ましたいけど、なんて声をかけたらいいかわからない」

という質問を結構お受けします。


リンクのそばでは
息も白く凍ります。

フィギュアスケートの全日本選手権が、いよいよ始まりました。
私も今まで、体操やテニス、陸上と、たくさんの全日本選手権といわれるものに、同行させていただきましたが、やはりどの競技でも、全日本選手権というのは、独特の緊張感がありますね。

苦手だという選手は、かなり多いような気がします。
大きなタイトルがかかっている上に、メディア等でも大きく取り上げられますから、いやおうに緊張が高まりますよね。

そのなかでも、選手を苦しめるメンタルのひとつに、「失敗してはいけない!!」というものがあります。
どれだけバフォーマンスが高い選手でも、ひとつの失敗が、致命的になる。まさに上のレベルにいけばいくほど、そうなりますよね。だから選手がそう感じてしまうのも、自然であたりまえのことです。

ところがこの「失敗しないように」という願いが、実は失敗を自らが引き寄せてしまう心理状態になる、ということはご存じでしたか?
「失敗しないようにがんばって」、ではなく、

「いつも通りのびのびとがんばって」

というのが正しい声のかけかたなのです。

また選手に「なにが何でも勝ちなさい」というのも、実は変な力みをうみ、ミスにつながります。つまり、受験生などに、「絶対合格よ」と試験に送り出すのではなく、

「いつも通りのびのびやれば、きっといい結果がついてくるよ」

というのが、一番いい声のかけ方なのです。


大きな試合が
近づいてくると、
どんな場所でも緊張感に
包まれていくものです。

もちろん受験勉強や、スポーツの練習中には、「絶対勝つぞ!」、「失敗しないぞ」という気持ちで、勉強や練習をするのは大事なこと。

でも本番が目の前にきたときは、結果を意識しすぎるとかえって、余分な緊張やプレッシャーに、自滅してしまうことになるのです。

最後に大切なのは、自分を信じきること。

不安になればなるほど、自分を信じられなくなるものですが、そんなときだからこそ、「無理!」と開きなおるのではなく、ぎりぎり最後の最後の瞬間まで、自分を信じようと努力することです。

周囲の人も、もうここまできたら、あとはひたすら自分を信じてがんばれ!!と、あれこれ注文をつけず、ただひたすら、「いつも通りにね」と、無条件の応援団になってあげてください。

ちょっとした時に、効果的なお声がけを知っているかどうかで、あなたや周囲の方たちは、ずいぶんと違ったものになっているかも知れません。
実践的メンタルトレーニング、ぜひ学んでみてください。

メンタルトレーナー 浮世満理子

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