走るのはこの人

Honolulu2007

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アイディア発ホノルル行き 死を目の前にした時あなたはスタート時点に立てますか?

走るのはこの人

東京渋谷駅前校30期生 村田 清弘

余命宣告を受けた後、2006年のホノルルマラソンに挑戦し、見事完走。
2007年度は多くの仲間、サポーターと共にゴールを目指します。

『閑話休題』

ある時、ブランド物を持つのをやめた。

これでも若いときはブランド物なるモノを持っていた。コレクターという程資金力はなかったが、それでも多少なりとも持っていた。
或る日、全身ヴィトンでかためた男を見つけた。それで嫌になった。ヴィトンが悪いと言っているわけではない。現に僕自身ヴィトンを20年使い続けてきた。非常に丈夫である。感心した。

それより。
これ見よがしにコートからバック、小物に至るまでヴィトン・・・ここまでくると厭味である。それでやめた。でも全部捨ててしまうほどの度胸もないから未だにタンスの隅に眠っている。ブランドは金さえあれば誰でもいつでも買える。それはつまらない。じゃあ自分自身をブランドにすべきだ。そう思った。

それでも服や小物は必要である。ギフト品も必要になる。そこで(固有名詞を出すわけにはいかないが)ある財団が出しているギフト品やら生活用品を使うようになった。
ところが、どうもこちらの方が受けがいい。生半可なブランド物よりよっぽど喜んでいただける。これは僕としても嬉しいことで、尚且つ購入金額に応じて寄付金になるシステムである。5,000円で何人の子供たちにワクチンが打てるか?諸氏はお考えになったことがおありだろうか?

マラソンと全然関係ない話しになってしまった…
「関係ない」ついでにもっとお話しすると、「寄付」という手段に抵抗をお持ちの方が案外多いことに気がついた。「お金」を渡す=施す、という概念に繋がるのだろうか?
以前、職場にいた女性に寄付をお願いしたところこう言われた。「お金は嫌!古い毛布ならあげる」

…毛布をどうしろと言うのだろうか?物資を輸送するには輸送コストが掛かり、当然輸送ルートの確保もしなければならない。安全なルートを確保するためにどれ程危険な目に遭わなければいけないか、送金方法も確実で利用範囲のある「お金」の方がよっぽどいいと思うのだが。毛布でワクチンは打てない。HIV/エイズに関する啓蒙活動も出来ない。自己中心的な考え方ではチャリティーは存続し得ない。

また、こういった活動に対して個人名、或いは企業名を出すことに危惧されるケースもある。もし悪用されたら、といった心配らしい。リスクに対する防御である。でも考えていただきたい。そもそもこれらの活動にリスクは付き物である。極論してしまえばリスクを承知でやっている。財団法人の一会員としての意見である。

かつて。
雲仙普賢岳が大噴火を起こし、大災害をもたらしたことがあった。島原という土地は「まぼろしの邪馬台国」を執筆された宮崎康平氏の存在を知って以来知らない土地ではなくなっていた。(火砕流と言う言葉がマスコミに出たのはこの時が最初だったのではないだろうか?)
その時、地質学者だの○○大学ナンタラ教授だのがマスコミに登場し、色々な説を力説されていた。中には「あんな所に住むのが悪い」くらいの調子で持論をぶち揚げている人もいた。

そんな中。
たった一人でチャリティーコンサートを始めた人がいる。
泉谷しげるさん。
今、何が必要か?被災者の人たちが一番不安に思っていることは?泉谷さんには分かっていたんだと思う。
全国を縦断したこのコンサートツアーは少しずつ意に賛同したボランティアが増えた。実は僕の親友の弟君がこのボランティアに参加していて最後は300人くらいのコンサートクルーになったと聞いている。
ただ・・・このコンサート、チャリティーの仕方が少し変わっていて・・・まぁ、泉谷さんらしいといえば泉谷さんらしいのだが・・・
『つべこべ言わずに金出せ! このヤロー!』

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