実践生 小島

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2008年メンタルトレーナーからみた北京オリンピック

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メンタルトレーナー養成コース 実践生
小島

その瞬間にもう一度立ち会いたい

私とアイディアとの出会いのきっかけは元同僚からの「昔のように熱くなれると思うからHPを見てみてください」という内容のメールでした。HPを見ていたときにメンタルトレーナーの文字を目にしました。人と接すること、伝えること、共感できることにやりがいを感じ、スポーツが大好きだった私はすぐにアイディアに通うことを決めました。どこまで本気か、どこまで行けるかなんて考えていませんでした。「やりたいと思ったからやってみよう」だけで、何かつかめるか、つかめないかは後でついてくると思っていました。講義を受け始めて3か月後位に、北京オリンピックに同行してみないかというお話がありました。世界のトップアスリートが集まる最高の現場で、先生達からスーパーバイズを受けられるというチャンス。すぐに行くことを決めました。まだ基礎コースの途中、日本での現場も1回だけという私でしたが、これを逃したら4年後…迷いはありませんでした。このときも「行きたいと思うなら行こう」の気持ちだけでした。何かつかめるかは後からついてくると。北京オリンピックでは、メンタルトレーナーという枠を超えてたくさんのことを感じることができました。メンタルトレーナーとしてのあり方、視点などについて、毎日競技が終わったあと、夜中までスーパーバイズをしてくださる先生達の熱意。テレビでは伝わらない選手に襲いかかる「会場の臨場感、緊迫感」、中国の人の温かさ。オリンピックを支える多くのボランティア、英語が分からなくてもなんとかしようと必死になってくれる人達に支えられていました。私は中国のイメージがかなりかわりました。(偏見で汚い、ずるいなどのイメージを持っていました)初めて中国に来た私の情報源のほとんどは、日本の報道でした。日本の報道は客観的に事実を伝えているのだろうか?主観が入った報道で私たちの判断が誘導されてないか?いろんな情報が入ってくるからこそ、事実を見極める大切さ、努力の必要性をあらためて強く感じました。
そして北京オリンピックに参加して一番強く感じたことは、「メダルの有無、色より、オリンピックの舞台に立てている選手の人生がすばらしいということ」です。”勝ったからうれしい”とか”やったメダル何個だ!”というような表面的なところだけではなく、もっと奥深いところまで切り込んで皆に見てもらいたい。その選手がどんな苦しみを抱え、それをどう乗り越え、どんな思いで北京で戦ったのか。その結果としてメダルを逃したとしても、その人達のこれまでの人生が否定さられるようなことが絶対あってはならないということを共感したい。「選手たちが人生をかけてのぞんだ瞬間に立ち会えた喜び。人の心を動かすのは、人の心であり、気持である。その瞬間にもう一度立ち会いたい。」北京で強く思っていました。北京から帰ってきて、私はもう一度その瞬間に立ち会うんだと、あらためて心に決めました。

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