逆境に負けないメンタルのコトバ

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アイディアのメンタルトレーナーが「逆境に負けないメンタルのコトバ」をお届けします。

vol.26 浮世満理子

プロフェッショナル心理カウンセラー
アイディアメンタルトレーニングセンター
メンタルトレーナー

「ミスは絶対起こさない!」
それが当たり前だと思う「心の環境」が、
ワードステージで勝ち抜くレベルとなる。

vol.26 浮世満理子

解説

スポーツの試合では、時折「ミス」というマイナス要因が試合の結果を揺さぶる。
特に、体操やフィギュアなどの完璧をめざす競技においては、まず、完璧であることが前提であり、どういう理由があろうと、ミスはミス、他がどれだけ完璧にできていたとしても、減点される。
「文字通り血のにじむような努力を重ねて世界のステージに立ったのに、緊張やプレッシャーなど、メンタルを理由に実力が発揮されないのは、残念でならない。」といったのは、「ミスが許されない」競技のメンタルトレーニングを手がけてきた浮世満理子氏だ。
究極の集中力と、精妙な身体のコントロール、そして、気が遠くなるような練習を重ねてめざすのは、完璧な演技。しかし、現実には、本番であっても失敗は起こり、勝敗を左右する。
どれだけ練習しても、失敗するときには失敗する、と思うメンタルが、失敗を呼ぶのだと浮世は語る。
「「ミスは絶対に起こさない!」、それが当たり前だと思う心の環境が、ワールドステージで勝ち抜くレベル。ミスを起こさないためにありとあらゆる手をうち、対策を行う。どういう結果をイメージしていくかが、その結果にたどり着くための行動を変えていくのです。」

アイディア式メンタルトレーニングとしては?

「失敗から学ぶ」というメンタルトレーニングの一節があります。
失敗をしたときに、なぜそれが起こったかを徹底的に考え抜く。そこから、どうしたら次は成功するかを考え、行動を生み出していくことで、私たちは前進することができます。
失敗が、物理的な要因、あるいは環境要因から来るときには、具体的な策も考えやすいでしょう。しかし、失敗の中で一番考えていかなければならないのは「メンタル」が要因の失敗です。
結果から逆算するメンタルとレーニングでは、何かをめざして行動するとき、まず「ゴール」のイメージを作ります。そして、ゴールに向けて進んでいくのですが、その時に気をつけなければならない心のささやきが「大丈夫だろう」「いける、いける」という楽観的なことば。成功をめざし、結果を創りたいと思うときに、「大丈夫だろう」は致命的なものになりえるのです。
大丈夫は無い、絶対にミスをしない、楽観的なことばが自分の中に生まれてきたときこそが、自分のメンタルと闘うとき。大丈夫は無い、多分いけるなんてない、と致命的な楽観主義を捨てて、徹底して懐疑主義になっていくこと。それにこだわり続けることがメンタルの強さにつながっていくのです。
誰でも成功したいと願うことでしょう。そして、ワールドステージで勝ち抜く力とは、「ミスは絶対に起こさない」ことにこだわり、安易な「大丈夫だろう」に逃げないメンタルから生まれてくるのです。

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