チームにおけるコミュニケーションの重要性


チームとして目的を達成するためには、コミュニケーションは欠かせないものです。コミュニケーションの重要性と、コミュニケーションの取り方について見ていきましょう。

コミュニケーションの活性化を図るメリット

日本人は「言わなくても分かってくれているだろう」と考えがちです。よく恋人や夫婦間で問題になることです。特に男性の方は女性に言葉にしなくても自分のことは理解していてくれるに違いないなどと考えていると、女性は不安になり何かあったときに信頼できずに別れてしまう、ということもあります。気落ちや思っていることは、口に出して言うことが大事です。

特に仕事においては、みんなの意思が統一されていないと、一つの目標に向かって足並みをそろえることができません。チームの目的に対する意識を確認するためにも、コミュニケーションは重要です。さらに、コミュニケーションがないと、意見を言いやすい雰囲気作りができません。ミーティングでも会議でもチームのメンバーみんなが発言することが大事です。しかし、日頃からコミュニケーションを取っていないと、なかなか意見というのは言いにくいものです。反対に、普段からコミュニケーションを取っていれば、お互いに人となりも理解しているので、少しぐらい言葉が足りなくても誤解を招かずに意見を言うことができます。ただし、コミュニケーションを取っていないと、言い方次第では反対意見に聞こえてしまったり、何を言いたいのか理解できなかったりと、支障が出てくるものです。コミュニケーションを取ることは、お互いの性格や考え方などを知るためにも、重要なことです。

コミュニケーション量を見極める判断基準

では、実際に自分たちのチームはどれくらいのコミュニケーションの量を取っているのでしょうか?足りているのか、それとも過剰なのか、その判断基準はどこにあるのでしょうか?それは会話の量で判断します。メンバーとどのくらい会話をしているか、振り返ってみてください。コミュニケーションが取れていると思っていても、1日の会話量として、朝のあいさつ、ランチに行ってくるという報告、業務の伝達、帰りのあいさつ、だけ、ということはないでしょうか?もちろん、時にはそういった日もあるでしょう。しかし、毎日がそれだけでは、コミュニケーションが取れているとは言えません。

また、チームリーダーなどは話をする機会は多いでしょう。注意したいのは、リーダーだけが話をしていて、メンバーは「はい」と答えているだけ、業務の報告だけ、というケースです。リーダーに何か話をされたら、それに対する返答がいろいろあっていいはずです。業務の報告だけではなく、その中での疑問点や改善点などがあるはずです。話をしないのは、コミュニケーションが取れていない証拠です。そういった話ができる雰囲気ではない、ということです。コミュニケーションの量の判断基準である会話をどれくらいしているか?確認してみましょう。

ミーティング、1対1の会話量を増やす方法

ミーティングにおいて会話量を増やす方法の一つとしては、机の並べ方に配慮してみてください。人は至近距離にあった方が話が弾むそうです。通常の会議のような机の並べ方は距離があり、話にくいのです。円形などに並べると雰囲気も和やかになり、話しやすいでしょう。また、部屋が広すぎない方が、話しやすいそうです。さらに大切なのは、最初に話をする人の発言です。最初が硬い調子で話し出すと、ずっと硬い雰囲気になり会話も弾みません。最初は雰囲気を和らげる話をしたり、ミーティングとは関係ないちょっとした話などをしたりして、場を和ませることも大切です。リーダーとしては、ユニークな企画案を提案してみたり、意見を言っているメンバーの内容に合いの手や意見を言ってみたりすることで、楽しいミーティングになるでしょう。

1対1での会話量を増やすには、ささいなことでも会話をするように心がけることです。自分の知らない話題があれば、教えてもらったり、仕事とは直接関係なくてもつながりのある内容があれば、教えてあげたり、聞いてみたり、話をすることが大事です。リーダーは話が得意ではないメンバーに対しては声かけをしてあげましょう。メンバーとの橋渡しになるような会話を提供してみるのもいいでしょう。日常でどのメンバーとも気軽に会話ができるチーム作りをしていくことが大事です。

チーム内でコミュニケーションがないと「言った」「言わない」などのミスや、思い違いなどでミスが起こることがあります。日頃からコミュニケーションを取っていれば、ちょっと疑問に思ったらすぐに確認できる雰囲気がありますが、普段から話をしていないと、ちょっとしたことは聞きにくく、そのままにしてしまう、などということも。チームの活性化と成長のためには、コミュニケーションは大切です。そのためにも、日常の会話をたくさんするようにしましょう。



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