個人から変えていくチームのあり方とは

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チームにおいて個人の能力や役割は非常に大切なことです。それをみんなが自覚していることは、個人の成長につながり、さらにチームの成長につながるのではないでしょうか?チームの中の個人の在り方について考えてみましょう。

自分の個性と役割の関係性

近年では個性を重視した教育を心がけている学校が増えてきました。一人ひとりには才能があり、それを伸ばしてあげることが大切、と考えているからです。会社においてもそれは重要なことです。「仕事がつまらない」「会社に行っても楽しくない」と思う場合、会社では個人としてのスキルや仕事が求められていないことが考えられます。誰がやっても同じことを繰り返す日々を過ごしていては仕事が楽しくなるはずがありません。存在価値がある、と認識していれば仕事にやりがいを持つことができ、楽しく仕事ができるのです。

個性や個人のスキルという点だけを伸ばすことは大切ですが、チームとして成長するにはそれだけではうまくいきません。一人で仕事をするのであれば個性を伸ばすことを優先するべきかもしれませんが、会社などのチームとして仕事をしていく中では、個性だけがあっても機能していかないのです。大切なのは、チームの中で個人のスキルや個性が役割となっていることです。その役割に優劣はありません。この役割をする人は偉くて、大変な人、という認識は不要です。どの役割も重要で、また、その人は自然にその役割を担っているということが大切なのです。その役割の中で、とびぬけてスキルがある、というチームメイトがそろっていれば、チームはぐんぐんと成長していくに違いありません。さらに、それぞれの役割が連携していることで、スムーズに仕事ができ、雰囲気のいい会社になるのではないでしょうか?

チームで連携するために必要なこと

連係プレーという言葉があるように、スポーツなどにおいては連携をすることが強い武器になります。それは仕事の世界においても同じです。個人プレーばかりが目立つ会社は、その人の成長はあるかもしれませんが、チームとしての成長は期待できないでしょう。大切なのは連携ですが、チームが連携するためには何が必要なのでしょうか?

チームで仕事をしている、スポーツをしている中で、何かトラブルが起こった時や勝てなかった時、その理由は自分にある、と心底思っている人は少ないのではないでしょうか?多くは言葉には出さなくても他人のせいにしてしまうものです。もしくは、他の人が「こうしてくれたらできたのに」「ここまでやってくれたらいいのに」、と他人任せにしてしまいがちです。しかし、それではチームとしての成長も個人としての成長もできないでしょう。大切なのは、それを口に出して反省することです。または、こうした方がいい、という意見を述べられる環境づくりをすることです。それは誰かを責めるということではなく、どうしたら勝てたのか?誰に何をしてもらったら仕事がうまくいくのか?ということを明確にするためにも、話ができる雰囲気があることです。どのような些細なことでも言える雰囲気があり、それを言っても許される雰囲気のチームであることが連携をするためには必要なことです。

話ができる雰囲気を作るためには、お互いに話を聞く姿勢が必要です。自分の意見ばかりを言ってそれに満足するのではなく、他人の話だからこそ聞くこと。それもていねいに聞くことです。形ばかりの姿勢ではなく、相手の言う内容をよく聞くことで、話している方は安心をし、信頼をして話をするでしょう。さまざまな意見があることはいいことです。誰もがどのようなことでも話ができる雰囲気のチームづくりが、連携へとつながっていくのです。

目標、目標達成のプロセスを明確にする理由

目標を掲げることは重要なことです。目標があるから、そこに向かってがんばれるのですから。しかし、何をすればその目標が達成できるのか?ということをチームメイトが理解していることが重要です。例えば、競合他社とのコンペティションがある場合、どのような企画案を立てれば勝てるか?プレゼンテーションはどのようにすれば好印象になるか?ライバルの弱点を押さえる、など具体的な方法や何をすればいいのか?何に注意が必要なのか?を考えていくことが大切であり、それをチームメイトみんなが理解していることが必要です。漠然とした言葉や心意気だけではなく、明確な言葉としてチームメイトが理解していることが大切です。目標を達成するまでの具体的なプロセスをはっきりさせることで、モチベーションが上がり、自分の役割を果たすことができるのです。その結果、目標達成となるのです。

チームが成長していくのは、個人の役割を認識することです。さらに、誰もが発言できる雰囲気があることが必要。それらを含め、目標達成までの明確なプロセスをチームメイト全員が理解していることで、役割を認識し進んでいくことができるのです。