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初戦勝利!緊張のラスト5分間
「今回のワールドカップは面白いですね。まだ始まったばかりだけど格下でも食いついてますし、強いと思われるチームも苦戦してますから。日本も今は評判良くないですけど、わからないですよ、バタ臭くやればわからないです。」
前日の6月18日月曜日に、サッカー元日本代表の平瀬智之さんがアイディアヒューマンサポートサービスにきて、インタビューした時におっしゃっていた言葉が蘇りました。
その時に、平瀬さんは何度も日本が勝つのはメンタル次第、とにかくバタ臭くやる!と強調されていました。
日本選手がバタ臭かったかはわからないですが、最後まで走ってたし、粘り強く守ってましたよね。
あの大舞台の中でしっかりと冷静にシュートを決めた香川選手はもちろん、他の皆様も気持ちの勢いが続いていた気がします。だけど、サッカーは最後までわからない勝負。
私も見ていて、こんなに長く最後の5分を感じたのは久しぶりでした。なんせ相手は一人一人のパフォーマンスの高いコロンビア。何が起こるかわかりません。
その中で焦ったり、受け身になり過ぎては隙を作り相手のカウンターを許してしまいますよね。個人の小さなミスも、あそこまでの状態だとチームに連鎖したり、慌てたりするのてNGです。
だけど、今回は本当に最後までしっかり動いて、しっかり連携取れていた気がします。ブラジルの時のコロンビア戦とは大きく違っていたように見えました。
チームの空気感
今回も前回同様、コロンビアサポーターが圧倒的に多いスタジアムでした。アウエー感のメンタルの中で今回のチームは慌てる事なく、コミュケーションが取れていた気がします。
長友選手は、最後のインタビューでチームの雰囲気が良かった事をあげておられました。これはとても大切な事なので差はこれかな、と思います。
監督が変わってまだ2ヶ月ですがどうでしたか?という質問に対して、チームの雰囲気が良かったので練習がしっかりとできました、と答えたのがとても印象的でした。
そしてもう一人、厳しい表情だった本田選手。
「本当ならチームの得点に貢献したかったですけど、、」というコメントは途中出場の悔しさも滲んでいた気がします。
だけど、結果として、その悔しさは、彼の素晴らしいアシストを引き出し、最後までがっつり守りきったガッツにつながるようにも思います。彼ほどのメンタルの強さを持つ選手にはこの逆境こそを大きな力に変える、そんな内面がしっかり出ていた気がします。もしも、ずっと出ていたら、アシストや守備よりも違うところに意識が向いていたかもしれないし、そこまでのパフォーマンスを引き出しきれていなかったかもしれません。
しっかり練習が出来るチームのいい空気感と、悔しさを力に変えるチームの作り方。
この試合で自信を持つというよりは、自分たちのいいところや自分たちらしさを実感として感じ始めたように見える日本代表チーム。まだまだ始まったばかり、油断はできないですね。これからも頑張ってほしいです。
渋谷の街は、室内にいても多く人の歓声と、歓喜の声が波のように続いています。
嬉しそうにインタビューに答える日本選手たちに心からお疲れ様のエールを送りたいです。
アイディアヒューマンサポートサービス
代表取締役
プロフェッショナル心理カウンセラー
メンタルトレーナー
浮世満理子