カウンセラー的、話の分析の仕方

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カウンセラー的、話の分析の仕方

人の悩みの相談を受けていると
結局、相手は何が言いたいのか?
どうして欲しいのか?
聴いているこちらがわからなくなってくること
ありませんか?

また、自分では相手の言っていることを
理解しているはずなのに話がうまく進まない。

それは相手の話の分析が適切にできていないから。
今回はプロの心理カウンセラーが使う、分析の仕方を
お伝えします。

1.行動・感情・価値観に分類する

まずは、相手の話の整理からです。
ポイントは、
・行動(状況)
・感情
・価値観(考え方)
の3つに話の内容を分類しましょう。
例えば、好きな人に冷たい態度をとってしまうという人。
行動は、
・話しかけられてもそっけない態度をとってしまう。
・意地悪をしてしまう。

感情は、
・好き。
・意地悪をして、後悔・悲しい。

価値観は、
・好きな人には優しくしなければ。
・自分は人に好かれるはずがない。

などが、考えられるかもしれません。

2.矛盾や不一致を探す

行動・感情・価値観の三つに分類ができたら、
次は、その中から矛盾や不一致を探していきましょう。

行動と感情と価値観の三つが矛盾なく
一致している状態は、特に悩みが
出てくることはありません。
悩みになるということは、どこかに矛盾や
不一致が起きているからです。

例えば好きな人に対して、
自分の好きという感情が素直に行動に表せて、
優しくできていれば、行動と感情と価値観に
矛盾がないので、相手のことが好きだということが、
その人にとっての悩みにはならないはずです。

しかし、好きだけど、話しかけられるとそっけない態度を
取ってしまったり、意地悪したりして、
どうせ自分は人に好かれるはずがないと
後で後悔して落ち込んでしまうことことは、
・好きな気持ち(感情)とそっけない態度や意地悪(行動)
・自分は好かれるはずがない(価値観)と好き(感情)
など、矛盾や不一致を多く含んでいます。

3.矛盾や不一致から悩みの本質を見つける

行動・感情・価値観から不一致や矛盾が見えてきたら、
次に、どうしてその不一致が起きているかを
考えていきましょう。

好きなのに好きと言えないで、自分は人に好かれるはずがないと
意地悪をしてしまうが、それでまた後悔したり、落ち込んだり、
悲しくなる。

つまり、自分に自信が持てなかったり、自己否定感が強い。
ということがあるかもしれません。

それが、『悩みの本質』です。

このように行動と感情と価値観を分類し、不一致を見つけ、
どうして不一致が起きているのかを考えていくと
相手の悩みの本質を見つけ出すことができるのです。

プロのカウンセラーはこのようにして、相手のお話を
聴きながら分析をしているのです。

最初は、紙に行動・感情。価値観を整理して書きながら
分析の観点を磨いていきましょう。

何度も繰り返し行っているとプロのカウンセラーの
分析の観点が身につき、より相談された方やあなたの大事な人の
力になれるはずです。

ぜひ参考にしてみてください。


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