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芸術を使ったストレスケア方法
■自分でやってみることで感じること
強いストレスを感じたとき、みなさまはどんなふうに
ストレスを解消していますか?
大好きな趣味に没頭したり
運動したり、
様々な方法があるかと思います。
私たちカウンセラーもそれぞれに様々な方法を
持っていますが、「芸術」を使って
ストレスを解消する場合もあります。
『芸術』と聴くと、なにか『遠い』ものに感じて
敬遠してしまうこともあるかもしれません。
でも、実は身近にあふれています。
例えば。
映画やアニメを見る。
舞台を見る。
街を歩いていて、
ふと目を留めてしまった看板の絵。
SNSを見ている間に、
気になってしまった写真。
今日、身につけている服の色。
『何か』に魅力を感じている瞬間。
それは、自分のココロに『変化』が生まれている瞬間で
実は、そこにココロの『芸術』が隠れています。
■目の前にあらわすことで感じ取れること
「変化」を感じたら、
まずは、ココロの芸術を自分で表現してみることが大切です。
ここでもやっぱり「表現する」って難しい。と
思う方もいらっしゃるかもしれません。
身近にあるものでよいのです
色鉛筆やクレヨン、手元にあるボールペンでもかまいません。
それらをつかって、思うがままに筆をはしらせてみましょう。
色を塗ってみるだけでもよいのです。
ただ、色を塗っているだけでも
自分で表現して体験してみることで
ココロの変化を感じることができるはずです。
ココロの変化を感じたら、
そこには、隠れていた気づきや癒しが
たくさんあふれ出してきます。
■意図的に使うから効果も出る
ただ、色を塗るだけでも、なんだかココロが落ち着いてくるように
カウンセラーは、この効果を意図的に使っていきます。
どうして、この色を塗ったらすっきりしたのか?
更に、この色を付け加えてみたら
なんだかホッとしてきた。
それは、なぜか?
できあがった「作品」に、様々に問いかけをしながら
その答えを言葉にして探っていきます。
出てきた「言葉」に癒しが隠れていて、
自分がどうすれば「癒されるのか」がわかるようになってきます。
これが「芸術セラピー」の力です。
慣れてくると、その色をイメージしただけで
「落ち着く」自分を作れるようになったりします。
五感を使って自分を研ぎ澄まし
ココロの芸術を表現する時間を
ぜひ、ご自身の生活に取り入れて
ストレスケアしてみてください。