多様性とココロのケア

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多様性とココロのケア

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1.ダイバーシティという考え方

昨今、ダイバーシティ(多様性)という言葉が
いろいろなところで聴かれるようになりました。
多様性と一言でいっても
そこからイメージすることは一つではありません。

例えば、ほとんどのスタッフが男性である社会であれば
女性進出を「ダイバーシティー」と受け止めるかも
しれません。
あるいは、障がいを持っている方の積極的な雇用や
LGBTについて理解を深めるなど
ここ10年で日本の社会も制度としては
ダイバーシティが進んでいます。

けれども、ダイバーシティーは
制度や人権問題などだけの問題ではなく
実はメンタル的にも大きな、そして大事なテーマの
一つなのです。

2.心理的安全性はダイバーシティーから

米グーグルが2012年から取り組んできた
労働改革プロジェクトの結果が16年に公表され、
この「心理的安全性」をチーム内に担保できるか否かが
生産性向上のカギと報告されたことから、
にわかに注目を集めている単語のひとつに
「心理的安全性」があります。
つまり、自分の言動が他者に与える影響を
強く意識することなく
感じたままの想いを素直に伝えることのできる
環境や雰囲気のことです。

その安全性をつくりだす一つの方法が
ダイバーシティです。
単一の価値観や条件のみが重視される環境は
「違う」ということへの寛容性が低く
自由に発言したり考えたりすることが制限されることが
多々あります。

代表的な例のひとつが、LGBTでしょう。
セクシャルマイノリティの方々への偏見や
いわれのない差別意識やそこから生まれる行動は
ある一つの価値観や考え方だけが正しいと
感じるところから生まれています。

ダイバーシティとは、
制度だけの問題ではなく
メンタルの部分からも重要なポイントの一つなのです。

3.本当に大事なポイントはメンタルの自由さ

しかし、制度をいくら整え、正確な知識を備えたとしても
本当に大事なのは「メンタル」の部分。
自分が持っている価値観が「正しい」と感じてしまう
人間のココロの動きです。

色々な事件の報道を見ていると
どれだけ暴力は良くないと言っても
昔からの慣習のままに
暴力的な行動が容認されてしまっていたり
他の言葉に置き換えられて
問題が起こり、問題提起がされるまで
黙認されてしまうことが
たびたび起こっていることは
改めて言うまでもないこと。

だから、本当に必要な「ダイバーシティー」は
人の心の中にこそ
育んでいかなければならないものなのです。

4.心理を学ぶことでダイバーシティーを自分の中に育てる

多様性の一面は「想像力」と言えます。
自分の考えや価値観と違うものを
他の人は持っているかもしれない
自分は今○○と感じているけれど
違う感じ方をしている人もいるかもしれない・・・

これらは、「想像力」の働きです。
一つの価値観だけではなく
他にもいろんな考え方があるかもしれないという
想像力を働かせるだけで
他者を理解しようとしたり
問題に対して多角的なアプローチができるのかもしれません。

そのためには
心理を学ぶことには大きな効果があります。
人の話を聴く、人の話を理解しようとする
その技術や考え方を身につけることが
自分の中に多様性を育てることに繋がります。

あなたもダイバーシティを身につけてみるために
心理を学ばれてはいかがでしょうか。
ご興味のある方はぜひ
アイディアの心理カウンセラーに会いにお越し下さい。


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