エンターテイメント研究会 ~シティハンター:恋愛心理からみる不器用男子と鈍感女子~

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『不器用男子と鈍感女子』from シティーハンター』


シティーハンターの胸キュンポイントのひとつは
やはり「ラブコメ」な感じ?でしょう。


カッコいい男子が照れ屋さん、というのは
わりに女子のポイントが高くて
照れてる男子は自分のことを
カッコ悪いと思っているかもしれないけれど
女子側には「かわい~」とうけてたりするので
照れ屋さんはご安心を。


ただし、これはわかりやすく照れ屋さんだ、という
前提付きです。
恋愛に関して、女子は基本的に
「何考えてるのかわからない」が
嫌いです。


だから、
海坊主さんは合格。
冴羽さんは不合格。
この人、傍で見てれば、彼が好きな人が誰なのかはバレバレですが
香さんだけには通じていない。


ただし、漫画なので
読者的には冴羽さんは
大合格です。
読んでて楽しいからですね?


恋に不器用というのは
口が重いとか、うまく話せないとかではなく
自分の気持ちを相手に伝えられるかどうか
自分の気持ちを表現できるかどうかが
ポイントなのです。


だから、海坊主さんは
読んでて不器用な感じがしない。
つまり、素直に照れるし
割に素直に語ります。


この人の不器用ポイントは
一人で考えて一人で行動しちゃう。
そういうところなんでしょうね。


なんだかんだ言いながら
美樹ちゃんと一緒に暮らし
美樹ちゃんのリクエストを受けて
美樹ちゃんを大事にしてる。


やっぱりあの人は
あの見かけからくるイメージが
大きいだけで
普通に「とってもいい男」なんです。


そこいくと
冴羽さんはねえ。…


本当に不器用。
素直じゃないんじゃなくて
この人は本当にどうしていいのか
わからないのではないでしょうか。


ノリと勢いで
スケベをおもちゃにしちゃったもんだから
恋愛の手順がさっぱり身についていない。
しているのは
ただがむしゃらに
そばにいることだけだったりする。


前にも書きましたが
冴羽さんという人は
自分の名前も年もわからないぐらいの
小さい時に飛行機事故で
両親と死に別れ、
ゲリラたちの村にたどり着いて
戦闘を仕込まれたという生育歴があります。


つまり、「人を慈しむ」とか
「人と親しくなる」ことを
慈しまれ、親しくされることで覚える時期に
それとは縁のない世界で
生き延びてきたってことなのです。
(乱暴でしたでしょうけれど
 一応、親代わりを自任してくれる人は
 いたみたいですけれどね)


それと、そういう世界で育っているでしょう。
男子校どころじゃない
男しかいない世界なんでしょうね。
女子はいても
いわゆる日本社会にいるような
女子じゃなかったでしょうし。


そして、人に心を許せない
片時も油断できない時間の中で
成長し、生きてきた彼は
女子との照れくさくもあたたかいコミュニケーションなんて
経験してこなかったでしょう。
(アメリカ時代にかかわりがあったのも
 同業か子どもだもんねえ)


だから、香さんにどうして接していいのか
よくわからない。
一緒にいたい衝動は感じていても
それがどうしてなのかわからない。
守らなきゃという気持ちはふつふつとわいてくるけど
槇村の妹だからさという
便利な言い訳の後ろ側を見ようとしない。


でもって
多分とっても大好きだからこそ
冴羽さんは「遊びのスケベ」は
香さんには仕掛けられない。


遊びじゃないですからね。


シティーハンターを全巻読み
今、エンジェルハートを読んでいると
二つの物語は「アナザーワールド」なんですけれど
冴羽さんが香さんとの結婚を通して
すごく成長しているのが
わかるんです。


シティーハンターでは
実は自分自身のことを語るって

冴羽さんしていないんです。
この人基本的にカッコいいから
「・・・」てしててもサマになってるだけで
あの・・・は、たぶん言葉が出てこない点々なんです。


で。

エンジェルハートでは
かなり素直に自分の気持ちを語っています。


自己を語る。
これはしっかりとした自己肯定感と
自我の確立なしには
なかなかできないこと。
存在をしっかり受容されたら
人のこころは安定する。


誰かが本気で誰かを愛したら
たとえそばにいなくても
その愛は垣根のように相手の人生を
守るだろう


っていう言葉が、
確かどこかの作家が言っていましたが
まさしく香さんの愛は
冴羽さんを守っていますね。


さて、もとい再び。


これで香さんが
恋愛に察しのいい女子だったら
冴羽さんはもっと楽だったかもしれない。
(ただし努力しないから成長しないけれど)
しかし、ラブコメのお約束です。


不器用男子に
鈍感女子。

不器用男子と鈍感女子

そう、この組み合わせが
胸キュンポイントだったりします。


香さんは、
恋愛そのものに関しては
不器用って感じしないです。
まっすぐだし素直だし
「あなたが好き」より先に
「あなたを大事にしたい」が
出てくるタイプだし
顔に出るし態度に出るし。


ただ、致命的に鈍感。
ほかのことではそうでもないのに
ほのめかしとか、
空気感とか
なんとなくとかが
まったく通用しなさそう。


これは、ハードル高い。
冴羽さんにとっては高すぎる。


だからあんなに時間がかかったのでしょう。


物語的にも
父親を越えた後に
結ばれるっていうのが
物語の定番踏んでて
心理学的にも意味深いですね。


あ、親殺しテーマにつながってしまった。


もとい、みたび。


不器用男子と鈍感女子は
通常は結ばれません。
これは、最初からすれ違うこと前提なので
当然うまくいかないわけです。


ここを突破するには
・不器用男子の成長
・鈍感女子がキレて暴走
・予測していなかった大事件のどさくさ
この3つでしょうかね。


不器用男子の成長で
やっと結ばれましたかーと
胸をなでおろしたのは
「タッチ」の達也君と南ちゃん。


鈍感女子がキレて暴走したあげく
やっと心が通い合ったねというのは
ちょっと古いけれど
「うる星やつら」の
あたる君とラムちゃんでしょうか。
(というか、高橋留美子さんの漫画って
基本はこの組み合わせですね)


で、冴羽さんたちは
大事件のおかげで
何とかかんとか結ばれます。


よかったよかった。
これがなかったら
ずっとあのまま年老いていくところだったんじゃないだろうか。
(あぶないところだった)


胸キュンポイントを
ちょっと考察してみましたが
さて、あなたの胸キュンポイントは?


投稿:主任研究員 織田 貴子(上級プロフェッショナル心理カウンセラー、アイディアヒューマンサポートサービス所属)


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