アイディアのメンタルトレーナー橘智子が、
女子スノーボーダー中島志保選手を担当!!
スノーボードのワールドカップ、ハーフパイプ(HP)第2戦サースフェー大会(11月4、5日)のため、 橘先生は10月中旬から中島選手と共にスイス入りしています。
現場には研修生の東海林麻美さんもアシスタントとして同行し、プロのメントレ現場をまさに体得しています!
このページでは研修生東海林さんから日々送られてくる「スイス日記」をアップし、臨場感溢れる現場の様子をお送りいたします!
中島志保選手プロフィール
1978年8月12日生まれ / 所属 桃源郷クラブ / 競技 スノーボード / 種目 ハーフパイプ /
主な戦績
【2008】・ワールドカップ(スイス大会)2位 ・ワールドカップ(ニュージーランド大会)優勝
【2007】・世界選手権 HP4位・アジア冬季オリンピック HP優勝
【2006】・全日本選手権大会 HP優勝・FISスノーボードワールドカップ・Winter X GAMES SuperPipe 5位・トリノオリンピック2006 HP9位
2005/2006HP第6戦優勝
11/5
スイス日記vol.17
昨日男子の予選が行われたワールドカップは、
今日女子の予選・決勝、男子の決勝が行われました!
昨日までの悪天候とは打って変わって、
気温は低いものの、今日は絶好のスノーボード日和でした!
私達がサポートしていた中島選手は、予選で11位と惜しくもファイナリストの切符を逃してしまいました。
しかし絶対に逃したくはないバンクーバーオリンピックの切符を一日も早く勝ちとる為に、
意識はもう次のアメリカへと向いています!
今回初めてスノーボードのワールドカップを見た私達メンタルトレーナーチームは、
世界トップクラスの選手達の滑りを目の当たりにし、スノーボード界におけるメンタリティーとは、
そしてこのスノーボード界のトップに立つ為に欠かせないメンタリティーとは何かを肌で感じさせて頂きました。
また、約一か月、スイスという土地で中島さんと共に戦ってきた事で、天候や雪質、パイプの形など
様々な状況の変化の中で結果を求められるというスノーボーダー独特のメンタリティーがそこにはあると実感しました。
今後はここで得た気づきを、更にクオリティーの高いメンタルプログラムの提供につなげていきます!
そして今大会の男子1位は
日本の國母選手が掴み取りました!
彼は他の選手を圧倒し、会場全体をわっ!と言わせるほどの素晴らしい滑りを見せ、ダントツの1位でした!
日本のスノーボード界は今とっても熱いです!
今後も是非注目し、応援していきましょう!!
11/4
スイス日記vol.16
本来であれば、
今日皆さんには予選の結果をお伝え出来る予定でしたが、ここはサースフェー!
そして競技はスノーボード!
昨日に引き続き悪天候に見舞われた為、今日は男子の予選のみが行われました。
屋外での競技性上、スケジュールの変更はよくあることだそうです。
そんなスノーボードという競技の特徴に触れ、ふと私が思ったのは、もしかしたらこの大自然は選手達を試しているのかも知れません!!
ですから、この中でもしっかりと自分の力で心と身体の準備を行い、この条件下での最高の自分を発揮する事のできる選手というのは、
本当の意味で、ライバルたちにもこの大自然にも負けない位の強さを持つ選手なんだと思います。
女子は明日予選と決勝を行います!
お手製のテルテル坊主に願いを込め、明日は私達メンタルトレーナーチームも一生懸命メントレ&応援してきます!
11/3
スイス日記vol.15
皆さんおはようございます。
こちらは今、朝の8時です!窓を開けると、ガスで山々が全く見えませんでした!
毎朝見ていた壮大な山々が一つも見えないサースフェーの街並みというのはなんだかとても不思議な感じです。
更にその数分後…もう山だけでなく街の様子も見えません!
このように今日は昨日に引き続き、天候が芳しくありません。
ガスがもう街までかかってきていて、雪は降っていないものの、頂上の風速は61.0km/h!という情報がテレビから流れていました。
こういった天候の為、ゴンドラは運転見合わせ中です。
ですが9時にその最新情報が出るということなので皆このようにゴンドラ乗り場の前で長蛇の列をなし待機です。
待機するスキーヤーやスノーボーダーが続々と増え、多くの人が集まってきました。
その様子からは
「いつオープンしても大丈夫!」「早く滑りたい!」
そんな心の声が聞こえるようでした。
そして9時!さて、最新情報はどうだったのでしょう?
「10時に改めて最新情報を出します!」
現段階では判断出来ないということで、もう一時間オープンが伸びる事になりました。
これを見た多くのスキーヤーやスノーボーダーはこの場所で一時間待つことの体力的な影響を考慮し、一時帰宅するという決断に至っていました。
ゴンドラの運転見合わせにより公開練習の開始時間も見直され、
私達も一時帰宅で待機となりました。大会前日ということもあり、きっと最後の調整に向けて準備をしてきたと思います。
しかし、天候により練習時間が遅れる、少なくなる、もしくは出来なくなるという状況は、
選手にとって心と身体に本当に多大な影響を与えると思います。もしこれが大会当日だったら…と思うと
こういった競技性を持つ競技で結果を出していく上でのメンタルの重要性を感じずにはいられません。
今後このように天候に左右されるような競技で
人生を賭けて戦っている選手をサポートするメンタルトレーナーがもっともっと増え、
どんな天候でも最高の自分を出しきれる選手同志の本当にレベルの高い戦いを見る事になるのもそう遠くは無いですね!
11/2
スイス日記vol.14
日本は今日どんな天気ですか?
こちらサースフェーは公開練習初日の今日、こんこんと雪が降りました。
民家の屋根にはうっすら雪が積もり、窓から見えるモミの木も雪化粧。辺り一面雪景色となりました。
なんだか気分は12月です!
そんな中で行われた公開練習は辺り一面を覆うガスで前が見えなかったり、急に吹く強風、パイプに積もった雪が滑りに影響し、 決して整った条件とは行きませんでした。
ですが、
悪天候とは言え、二日後に迫った大会へ向けて選手達も手は抜けません!
この日の中島さんも、立っていると吹き飛ばされるほど吹雪いた中でも、滑りに影響するというワックスを念入りに削っていました。
この天候の中でも、この中でのMAX=最高の自分を作り出す為に一切妥協しないところ、そして自分と一緒に戦う道具をとても大切に扱われているところからも、
トップに立つ人のあり方は本当に素晴らしい、と改めて感じました。
ファイトです、中島さん!
10/31
スイス日記vol.13
今日のサースフェーは最近とても暖かかったのがまるで嘘のように、すごく寒かったです。 これぞ世界中のスキーヤーやスノーボーダーが集まるサースフェー! もう生半可な寒さではありません!でも私達メンタルトレーナーチームも負けずに、万全の防寒態勢で臨みましたよ!
そしていよいよワールドカップも四日後に迫り、ここサースフェーのパイプには これまで以上にたくさんのスノーボーダーが集まってきました。 以前も話しましたが、サースフェーのパイプは世界一とも言われるほど標高の高いところに作られており、 とても硬いパイプなのだそうです。ですから今日も多くのスノーボーダーが早く大会用のパイプに慣れようと 何度も何度もチャレンジしていました。
そして、何度も何度もチャレンジする為に、多くのスノーボーダーはこうやってパイプの脇を歩いて登っています。
とは言えこの登り坂…一見楽そうに見えて、実は結構きついんですよ!それはもうこの私が実証済みです!
スノーボード用のブーツでは非常に歩きづらく、実際に登ってみると下から見上げている以上に斜度も急で、
途中まで登れば激しい息切れとパンパンの太モモに苦しみます(>_<)
もちろん中島さんも歩いて登りますよ。ですがさすがプロスノーボーダーの中島さんです! 中島さん曰く、パイプを歩いて登ると体も温まるし、トレーニングにもなるから一石二鳥なのだそうです。 なるほど!確かにあれは良い運動になります!!単なるきつい移動ではなく、少しでもパフォーマンスが良くなる為にと 意図を持って登っているところが素晴らしいですよね。
そんな意識の高い中島さんは公開練習前最後の今日の練習を、誰よりも先にパイプに来て練習を始め、 そして納得のいく滑りができるまで帰ろうとはしませんでした。練習の途中では橘先生と会話を持ち、 その真剣な表情からは、トップに立つべき人のオーラを感じずには居られませんでした。
そして明日からは11月です!日本はもう寒いですか?そろそろ寒くなってくる時期かと思いますので、 風邪などには気を付けてくださいね。
10/29
スイス日記vol.12
皆さんこんにちは、メンタルトレーナーの東海林です。
今日のサースフェーでは“ヨーロピアンオープン”というスノーボードの大会の決勝戦が行われました!
この大会に中島さんは出場していませんが、一週間後と迫ったワールドカップと同じサースフェーで、
しかも同じパイプで、世界のボーダー達が熱戦を繰り広げるというので私達メンタルトレーナーもチェックせずには居られません!
天候は晴れ!澄んだ青空、風も少なく、絶好のボード日和です!
パイプの端にも青いラインが付けられていたり、周りにも旗が刺さり、大会ムード満点です!
赤と黒の模様のウェアーの方が台に立ち、声を張り上げ、いよいよ点呼が始まりました。前日の予選を勝ち抜いた選手達がどんどん集まってきます。 次第に緊張感が増してきます!彼らがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです!
隣のパイプで練習をしていた中島さんも、決勝戦はチェックです。
前日のメントレでも「明日は、自分も試合で滑るパイプなので、決勝戦の良い演技を見てイメージトレーニングします!」と話していました。
でもこれってとても大切なことだと思います。良いパフォーマンスを見ることで自分のパフォーマンスの参考になることはたくさんありますからね!
もちろんそれは技術的な事だけではなく、メンタル的にも!まさに客観的なイメージです!
メントレ生には簡単すぎるかとは思いますが、客観的なイメージと主観的なイメージとの違い、皆さんご存知ですか?
知りたい!と思った人は今すぐメントレ基礎講座を^^
ところで皆さんは選手達が滑ったパイプはどうやってならすか知っていますか? 私も今回初めて知ったのですが、こうやってならしているみたいですよ!競技の合間になると、 スタッフのゼッケンを着た大人や子供のスキーヤーがパイプをならしながら列をなして滑り落ちてくるんです!
そしていよいよ競技のスタートです!シュッ!シュッ!という音と共に、パイプから勢い良く飛び出す選手たち。 もう最高に格好良かったです!
皆さんはスノーボードの大会に足を運ばれた事が有りますか? 会場では、ノリノリの音楽がかかり、技を決めれば観客席からは大歓声!選手紹介もまるでDJのよう! こんな舞台で観客をワーっと魅せてくれるスノーボーダー達はもうスポーツ選手に留まらず、高度な技術を身につけたエンターテイナーでもあると思いました!
そんな数多くのエンターテイナーの中で今回栄光を手にした方々です!男子、女子共に1位は中国の選手でした。 女子に関しては1位、2位共に中国が独占です!ヨーロッパ勢をしのいで、アジア人が表彰台にのぼるのを見ると励みになります! しかし同時に、日本人も負けてられないな!とも思います!とはいっても、今回の彼らの演技は最高に素晴らしかったです。 本当におめでとうございます!!
そしてヨーロピアンの大会後、大会用のパイプに少しでも慣れておこうと練習をする中島さん。
そのあり方、さすがです!!
今日は一本毎に橘先生と感覚の確認を行い、ワールドカップへ向けてメンタル的にも総仕上げに入ってきましたよ。
10/28
スイス日記vol.11
スイスにしてはかなり温かい7℃中で頑張っております。
7℃という気温の中で、いつもよりは温かいからと言って半袖で街を歩く人には驚きました。
今日は皆さんに、私達メンタルトレーナーチームが毎日どのような所を通り、
どのようなものを見て、試合会場でもあり、練習場でもある山頂まで向かっているのかを写真盛りだくさんでお伝えしていきたいと思います!
家を出ると、こんな道が広がっています。毎朝早いのですが、この白と茶色のとても可愛らしい家を見て、
「いつ見ても可愛いな。 今日もまた頑張ってくるからね!」と思うんです。またこの辺には畑がたくさんあり、肥やしの匂いが大変きつく……目が覚めます!
途中、無料貸出しの荷台がこんなにも並んでいる広場が有ります。日本ではあまり見ない風景ですよね!これにはスーツケースや、スキーやスノーボードの道具などを乗せたりしているみたいですよ。帰る時には是非利用させて頂きます!
また、街の至る所にこのような建物がたくさんあります!本によれば日本の竪穴式住宅のようなものだそうです。さすが雪深い国ならではの光景ですよね。 きっとこの建物は、ずっとずっと昔からこの場所に佇んでおり、人が行きかう様子を毎日毎日見つめ続けているのだな…と思うと、 なんだかとても厳かで、神秘的な気持ちになります。彼らに私達メンタルトレーナーチームはどのように写っているのでしょうか?
日本から遠く離れたここサースフェーの街に、 皆さん、見つけましたよ!日本の国旗!!良く見ると姉妹都市のように書いてありました。 いやあ…世界で戦う私達には何よりも励みになる光景です。ここを通るたびに、日本国旗が今回のワールドカップ、 そしてオリンピックの舞台で風になびく事をいつもイメージして練習に向かいます!
そんな中、今サースフェーはかぼちゃで街中溢れています。 ハロウィンですかね?中には今まで見た事のない形や色のしたかぼちゃもあり、街に飾られたその多さにいつもいつも驚いています。 サースフェーの街並みは茶色が多いので、かぼちゃのオレンジがとても良く合うんですよ!ですからこの暖かい光景を見てふとした時に癒されています。
真ん中に細長く延びる二本のケーブルがゴンドラの道のりになります!
先が見えないくらいの高さまで伸びていますよね。これに乗り、その先に待つもう一つのゴンドラに乗り、
更にそこから地下を通って山を突き抜ける地下鉄を乗り継いで少し右に見えるアラリンまで登っていきますよ!
さあそれでは参りましょう!
じゃーん!
これがゴンドラ乗り場です。(左)
中はこんな感じです!(右)
普段はたくさんのスキーヤーやスノーボーダーで、ラッシュ時の満員電車並みの混み具合なんです!! ですが時間帯がずれるとこんなにもがら空きです。正直、私達もこんなにがら空きの様子を見た事が無かったので驚きました。 普段は多くのスキーヤーやボーダーでにぎわっているので、静かなゴンドラ乗り場はとても不思議な感じです。
これがゴンドラから見えるサースフェーの街並みです。東京とは違い高い建物もタワーもありません。 そしてとても小さい街です。でもその小さな街に世界中のスノーボーダー達が世界一とも言われる標高のパイプにチャレンジをしに、 集まってきます! 小さい街とは言え、何だかパワーを感じます。
この街並みがだんだん小さくなってきて、辺りはだんだん雪景色になってきます。そうしているうちに このゴンドラは標高2500メートル地点に私達を運んでくれます。
とうちゃーく!
と思っていると、今度はすぐに二台目のゴンドラが待ち構えています。
二台目のゴンドラでは2500から3000メートルの地点まで上がっていきますよ。
そしていよいよ地下鉄です。改札はこんな感じです。 ですが地下鉄と言っても、標高3000メートルから3500メートル地点という所にあるんですよ! 地下なのか?…と思いませんか?私は最初そう思いました。でもやっぱり地下なんです。中島選手いわく、 日本の江戸時代にはすでに地下鉄を作るという高度な技術がスイスにはあったみたいですよ!!!! その話を聞いて、納得です。毎回利用させて頂くたびに感心せずにはいられません。
ゴンドラと地下鉄には共通の一枚のパスで載ることができます。
このパスを近づけて“ピピッ!”という音が鳴ったら乗ることができます。 私達メンタルトレーナーは選手と一緒に毎日、約一ヶ月間利用するので、もちろんフリーパスを購入済みです! フリーパスはなんと顔写真付きです(きっと使いまわし防止だんでしょうね)。
そしてこれが、抜群の発想力と技術力により作られた標高3000メートル地点から3500メートル地点まで一気に駆け抜ける地下鉄です!
中はこんな感じですが、今日は人が乗っていないので貸し切り状態!普段はもう…通勤時の山手線並みのにぎわいを見せています。
そしてこれが走ると、すごいんですよ。ディズニーランドにあるかのようなアトラクション並みの迫力です。 写真、見づらくてすいません。でもどうしてもこの感じを皆さんにお伝えしたかったものですから載せました。 毎朝私は、この迫力のある地下鉄が上がっていくと同時に、練習へ向けて気持ちのスイッチをもう一度マックスまで引き上げています。
そして遂に
3500メートル地点に到着!!
地下鉄を降りるとまずは準備をしたり、片づけをしているスキーヤーやスノーボーダーで いつもごった返している場所に降り立ちます。 今日はこれ、かなり空いている方ですよ!普段は人も多いですが、それに伴って色んな言語が飛び交っています。
そうそう、ここサースフェーには各国のナショナルチームが練習や大会で集まって来たり、 地元の方もドイツ語の人も居ればフランス語を使っている人も居るので…見て下さい。
一つの表示にこれだけいろんな言語バージョンがあるんです! 緑のゴミ箱には一番下に日本語の「ゴミ」がありますよね!日本を遠く離れた街で何日も暮らしていると、 このようにちょっとでも日本を感じられるものが有るとなんだかとてもホッとするんです。 禁止マークの表示に残念ながら日本語は有りませんが、ドイツ語やフランス語のわからない私から見ると 英語があるとすごく助かります。どうしても英語ではない表示が多いのでたまに困ってしまいます。 改めて言語の便利さを痛感し、絵やジェスチャーの万国共通さに助けられて居ます。
そして頂上から見える景色はこんな感じです!真ん中にそびえたつのが、何度か日記にも出てきたアラリンです。
その右手にはこのような景色が広がっています。晴れた日には360度このような山々に囲まれていて、 この絶景を見るたびに、疲れなんてどこかに吹き飛んでしまいます!
またアラリンの左手にはよくこのような景色が広がります。 皆さん、奥に広がる真っ白な海のようなものが何だかわかりますか? 実はこれ、全部雲なんです。私達は今、雲の上に来ているのです!!!改めて標高3500メートルという高さの凄さを感じます。
これは標高3500メートル地点にあるレストランです!実はこのレストランの二階部分、ちょっとずつちょっとずつ回っているんです!
つまり、ご飯を食べながらこの山々の景色を360度見渡せるというとっても贅沢な回転レストランなんです。
地下鉄といい、このレストランといい、これだけの発想力と技術力には本当に参りました!
そしてこんなに標高の高いところでも鳥が飛んでいました!この標高の高さと、寒さにも負けずに、ビュンビュン飛び回っています!!
いかがでしたか?私達メンタルトレーナーのチームは毎日早朝から選手と一緒に山に登り日中はずっと練習を見て、 夜はふり返りのメントレを行っています。メントレの現場では選手と共に全力で取り組み、ふとした時にはここサースフェーという街が 所々で私達を癒してくれたり、驚かせてくれたり、楽しませてくれています。本当に素敵な街です。
10/26
スイス日記vol.10
日本は今何℃くらいですか?
サースフェーは今日もとっても暖かい一日でした。
と言っても、気温は1℃、2℃!
氷点下ではないだけで非常に暖かいと思えるって、なんかとても不思議な感じがします。
そして皆さん、標高3500メートルから見る太陽ってイメージできますか?
標高3500メートルから見上げる太陽は、気のせいか、とってもとっても大きいんです!とってもとっても近いんです!
日差しがあまりに強すぎてゴーグル無しではパイプを見上げることができません。
ということで、晴天にも関わらず私達メンタルトレーナーはこのような完全装備で選手のパフォーマンスを見ています。
ですがどんな状況の中でもこうやって選手の練習を毎日見ていく事でメンタルトレーナーならではの気付きを得ることができます!
それでは明日も寒さにも、強い日差しにも負けず、メンタルトレーナーは選手と一緒に頑張ります!!
10/25
スイス日記vol.9
大会まで10日を切ったこの日は、風もほとんどなく、日差しのまぶしい、非常に暖かい一日でした。今日は日曜日ということもあり、一般のスキーヤーやスノーボーダーの皆さんはスイスの絶景を和やかな雰囲気で楽しんでいます。
またサースフェーの街の至る所に大会のポスターが張られています。
駅にも、ケーキ屋さんにも、カフェにも…もう街全体で盛り上がってきています!
このサースフェーにとってもスノーボードのワールドカップはきっと一大イベントなんだという事がこの街の盛り上がりを見ていても感じられます。
その中で是非中島選手には力を発揮して結果を出してもらいたいと思います!その為にも、メンタルトレーナーチーム、全力で頑張ります!!
10/24
スイス日記vol.8
下が緑、上が黒のウェアーが中島さんです。これは、気温や雪質によってワックスを塗ったり削ったりして調整しているところです。
本来はナショナルチームにプロの専属の方がいらっしゃるそうなのですが、
今回は予算が無いらしく、今大会に同行出来なかったそうです。ということで中島さん自身が毎日行っています!
練習の途中で会話を持つ中島さんと橘先生(赤のウェアー)です。
集中の状態やイメージの感覚などの確認を練習の合間で行っています。
練習中には私達が撮影しているビデオのチェックを中島さんの方から見に来られたりもします。
試合も近付き、とても意識高く練習に臨まれています!!
▲今練習で使っているパイプです。
そして▲こちらが本番に使用するパイプです。
皆さん、ここで問題です!
この二つのパイプの違いがわかりますでしょうか?
答えは、
写真ではわかりづらいかもしれませんが、
平らな部分が大会用の方が短いのです!わかりましたか?
韓国のナショナルチームの選手がパイプにぶつかり動けなくなり、チームのコーチや選手が駆け寄っているところです。
顔からの出血も見られ、一時騒然とし、ヘリも飛んできましたが、最後は自力で歩くことが出来ていました。
改めて、スノーボードは命の危険と隣り合わせの競技だということを感じました。
それでは今日もふり返りのメントレを行ってきます!
10/23
スイス日記vol.7
今日は霧がとてもすごかったのでその様子を以前の晴れた日の写真と一緒にお送りいたします。
これが今日のゲレンデの様子です。でもこれはまだまだ序の口でした。この後パイプの上の中島さんを確認できないくらい霧に包まれます。
▲ちなみに天気の良い時の状態です!
左手にあるアラリンという山がどこまで伸びているのかが分からないくらい霧に包まれています。
ちなみに天気のいい日はこの場所でメントレを行っていました。
ゴンドラで降り、街に出てきても、このように霧に一面が覆われていました。
霧が濃いとプレーも危険ですし、
判定もできなくなるので大会も中止になってしまうそうです。
ですが今日位の天候はスノーボードの大会ではまだまだ”良い方”だそうです!恐るべしスノーボードの大会です。それでは今から今日の振り返りのメントレを行ってきます。
10/21
スイス日記vol.6
今日は風も強く、時間帯によっては霧も非常に濃く前が全く見えないそんな状態の中での練習でした。練習前の集中のイメージトレーニングも強風の中行われました。
しかし選手の表情を見ていると集中が切れる様子もなく、メンタル的には安定して練習に向かったように感じられました。
練習中は凍え死なないように完全防備で臨みました!
フランスのナショナルチーム(手前のエメラルドグリーンのウェアーの人がコーチのようです!)も遂にサースウェーにやってきました!
日に日にレベルの高い選手が増えてきています。
練習の途中からあまりに霧が濃くなりすぎたため、普段より早めに練習を切り上げることになりました。
今からは今日の振り返りのメントレです!場作りしてきます!
10/20
スイス日記vol.5
そして今日はハーフパイプの下側より中島選手を観察をしました。
下から見上げるのは上から見下ろした時とは迫力が違い、
改めてスノーボード競技のダイナミックさとリスクの大きさをこの目で見ることができました。
そしてこれが(多分)韓国代表メンバーのお二人です。このようにW杯に向けて日本を含め、 ナショナルチームが今後どんどん現地入りしてくるでしょう!
そこで中島選手だけではなく、トップの人をも観察し、
「中島さんに更に何があれば勝てるのか」というところも見ていきたいと思います。
10/19
スイス日記vol.4
最高の天気でした。イメトレも屋外の日当たりの良い場所で行いました
そして19日の移動手段はこの巨大な乗り物です!大会用のハーフパイプを成形する乗り物です
思いがけず、中島さんより先にハーフパイプの中を通ることができましたヽ(^o^)丿
この日中島さんは良い感じで練習を終える事が出来たようで、この日のイメージをもって今日も臨みました!
10/18
スイス日記vol.3
左手前の上が黒、下が深緑のウェアーを着ているのが中島選手です。 スタートする前にじっくりとイメージしている姿です。
選手を見ている橘先生は真剣そのもの。カメラを向けている私にも気づきませんでした。
これから中島選手と今日の振り返りのメントレをします。そして明日も朝から練習が有ります。 明日の様子もご報告します!
10/18
スイス日記vol.2
ここがハーフパイプの練習場です!スノーモービルという交通手段をただでゲットし、 中島選手の滑りを初めて見ることができました。
ふと後ろを振り向くと、日差しが真っ白な雪山を映しだしていました!
10/18
スイス日記vol.1
練習前のイメージトレーニングの様子です。屋外で行いましたが、日差しもあり、さほど寒くありませんでした。 イメージトレーニング中、中島選手の指が何度もぴくぴくしていました。 ここで最高のパフォーマンスをしている自分のイメージを頭で描いてから練習に行っていました!
橘先生の後ろにそびえたつ山がアラリンだそうです!人がかなり小さく見えます。