会社の立場とは別に個人的な気持ちを伝える

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本人の職場での役割を明確にしよう!

同じボートに乗り
共にオールを漕ぐ同僚が
ストレスサインを出した場合
まずは本人の職場での役割を
明確にすることが大切です。

その人が欠けることによって
自分やまわりのひとたちが
どのようなサポート体制をとるのか。

もしくはどういった形で
かかわっていくのかを
確認していくのです。

このとき、一番やっては
いけないことが
「くよくよするな。もっと頑張れ」
とか
「お前はできるはずだろ」
といった精神論や
一般論で、ストレスサインを
片づけてしまうことです。

サッカーや野球などの
チームスポーツで
試合中、チームメイトが
怪我をしたとします。

怪我をしたチームメイトを
ただ叱りつけたり
根性でなんとかしろと
言っていたら
そのチームは機能
しなくなってしまいます。

他のメンバーと交代させる
というやり方もあるでしょう。

しかし、他に人がいなくなったら
どうでしょうか。

チームメイトをフォローしながら
新しいフォーメーションを
つくっていくと思います。

このフォーメーションをつくるのは
上司の仕事です。

では、同僚の仕事はというと
それは、そのメンバーの心の支えに
なるということです。

会社の立場とは別に個人的な気持ちを伝える

ストレスサインを出した本人は
まわりに迷惑をかけることに
負い目を感じていたり
迷惑をかけなければ
かけないで、
「所詮自分は会社には
必要のない人間なんだ」
と孤独感を募らせていきます。

このとき、仕事の相談という形ではなく
ぜひ、自分の個人的な気持ちを
伝えてみてください。

「そういう状態ってあると思うよ」
「自分だっていざとなれば
どうなるかわからないから」
こうしたことを
伝えてあげるだけで
相手はずいぶん気持ちが
楽になるはずです。

なんとかしてあげようとか
自分が立ち直らせようと
思ってはいけません。

専門の心理カウンセラーであっても
相手を自分でなんとかしようとか
コントロールしてなんとか
立ち直らせようと、
と思うのは厳禁とされています。

「人間にはみんな
自分自身で立ち直る力がある」
というのが
私たち心理カウンセラーの
基本的なスタンスです。

まわりの人たちは
カウンセラーと同様
その人と信頼関係を
築くことによって
その立ち直る力が
発揮されるよう
支えになってあげることが
大切なのです。

ぜひ、続きが気になる人は
「ご家族、友人、自分が
「うつかな?」と思ったとき
読む本」を読んでみてくださいね。

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