今の状態もすべてその人らしさとして受け止める

  1. HOME > 
  2. 今の状態もすべてその人らしさとして受け止める

今の状態もすべてその人らしさとして受け止める

うつである友人に
言ってはいけない言葉
それは「あなたらしくない」です。

「くよくよするなんてあなたらしくない」
「あなたはもっと強くて
笑っている人だったでしょう」

一見励ましや勇気を与えるように
見えるこのメッセージ。

しかし、これらの言葉は
「まわりから見たあなたらしい
イメージのままで頑張りなさい」

「まわりから見たあなたの役割を
しっかり演じなさい」

と言っているのと
同じ意味を持ちます。

かえって、相手を追い込んで
しまうのです。

人は皆、社会的に
「こう見られている姿」
という役割を演じています。

一人でいくつもの役割を
持っていることも
少なくありません。

よき娘であり、よき妻であり
よき母である。

そういった自分を
誰もが少なからず意識して
生きているのです。

心がやさしくて人に気を使う人ほど
「聞き分けのいい人」
「いつも笑顔で明るい人」
「やさしい人」という
自分を演じ続けています。

ところが、うつなどの

メンタル不全のときには
明るい自分も
やさしい自分も
聞き分けのいい自分も
全部いやになってしまいます。

まわりから悪く思われたくない
という気持ちは
人一倍強いはずなのに
そういう自分を演じていく力が
残っていないのです。

かといって、本当の自分らしさも
わからない、自分を見失った状態です。

ゆったりと気持ちだけでも聴き、寄り添う姿勢を

人は常に変わり続けます。

変わり続けることを
成長と呼ぶ人もいます。

相手がストレスサインを
出し始めたら
内面的な成長の機会に
入ったのだと
しっかりと受け止めて
あげましょう。

その苦しさや相手のつらさを
解決してあげられなくても
穏やかに話を聴き
何のアドバイスもしなくて
いいので、ゆったりと
気持ちだけでも
寄り添ってあげること。

弱音を吐けることが
その人にとっては
今、最も必要な
やさしい環境なのです。

そのやさしい環境に
あなたの存在が
なってほしいと思います。

続きが気になる方は
「ご家族、友人、自分が
「うつかな?」と思ったとき
読む本」を読んでみてくださいね。

  • 友だち追加
  • お友達登録された方には無料体験講座クーポンをプレゼント

  • 浮世満理子@心のケアの専門家 Twitter アイ・ディアヒューマンサポートアカデミー 東京本校 Facebookページ