うつ症状の子どもの場合

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うつ症状の家族のケース

子どもがある日、突然仕事に
行けなくなる。

また、学校に行けなくなる。

部屋にこもりきりになり
元気がない。

心配して話をしても
らちがあかない。

時には、大声で罵声を
浴びせてきたり
かと思うと黙りこくって
いっさい口をきかない。

世の中の親にとって
子どもが「うつ」をはじめとする
メンタル不全で苦しんでいる
ことほど、つらいことは
ないでしょう。

風邪をひいて熱を出すだけで
なんとかしてあげたいのに
できない。

そんな歯がゆさをもつものなのに
うつとなると
それはどこに向かっていくのか
いつまで続くのか
まったく予想がつきません。

それによって、親をはじめ
まわりの家族が巻き込まれ
深い闇のなかに
沈んでいってしまいます。

よく、子どもが外に行けない
学校に行けないのは
親の愛情が足りなかったからだと
いう人がいますが
私はまったくそうは思いません。

愛情が足りない親なんて
いるでしょうか?

むしろ、強い愛情が足りない
わけではありません。

かたや子どものほうは
素直でやさしい子ほど
親からの期待や
メッセージを強く受け止めます。

なんとか大好きな親の期待に
応えたい。
もっと愛されたいという思いが
プレッシャーとなり
自分の心を圧迫し
自分の心が壊れそうになるときに
一気に反抗、反発という形で
スパークするのです。

先ほどの娘さんも
きっと、ある時期までは
お母さんの言うまでを
よくきく優等生タイプ
だったのでしょう。

ところが、その重圧に
耐えかねて、心が壊れそうになって
一気にスパークした。

それが、「お母さんは間違っている
母親だ」という
自分を守る精一杯の言葉だった
のだと思います。

素直で優しかった子どもが
突然、そのような態度を
とって部屋にこもってしまったら
親にしてみれば
自分の全存在を否定されたような
絶望感を味わうことでしょう。

それに加えて、子どもの
将来への不安、自分たち家族の
将来への不安など
意識が悪いほう、悪いほうへ
向いてしまうのも
致し方ないことです。

家族での関わりかたについては
「ご家族、友人、自分が
「うつかな?」と思ったとき
読む本」を読んでみてくださいね。

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