妻という最大の支援者

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妻という最大の支援者

夫婦の関係とは
車の車輪のように
どちらか一方の車輪に
不具合が生じると
もう一方がいくらしっかり
機能していても、傾き
決して前にすすみません。

夫がストレスサインを抱え
社会生活にも支障をきたすほど
苦しんでいれば、妻もまた
夫とどのようなかかわりを
もっていくか
家庭をどう機能させるかについて
深刻に悩むことになります。

ある広告代理店で
営業マンとして10年のキャリアを
もつ祐司さん(仮名)は
このところの不況のため
二期連続で十分な成績を
上げられず、ストレスサインを
抱えることになりました。

上司は「ストレスで身体を
壊すのは弱いヤツ」
という考えの持ち主であるため
毎年何人もの社員が辞めていく
劣悪な環境です。

祐司さんは会社の
理解も得られず
たった一人で
このストレスサインに
立ち向かわなければ
なりませんでした。

祐司さんはまず
心療内科の診断を受け
軽いうつからくる
自律神経の乱れと
診断されました。

そこで、薬で自分の
身体を安定させると
共に、カウンリングを
自主的に受けたところ
カウンセラーに「まずは奥さんに
しっかりと話をして
理解を得ることが大切です」
と言われたのです。

軽いうつの症状は
めまいや微熱を引き起こし
会社で十分に働くことが
できない状態でした。

ただそれ以上に
家庭では何をする気力も
起こらず
休みになっても子どもを
相手をしてやることもできません。

夫婦生活もコミュニケーションが
ほとんどなく、セックスレスにも
なっていきました。

祐司さんは悩んだあげく
妻である洋子さん(仮名)に
自分の状態を打ち明けました。

話を聞いた広子さんは
とても驚き、戸惑いました。

七年前に結婚してからずっと
専業主婦できた広子さんに
してみれば、今さら夫に
「働けない」と言われても
困るからです。

祐司さんの苦しむ姿を見て
ようやく広子さんも
「支援者になろう」と決心し
カウンセリングに同席する
ようになりました。

同席してみて初めて
夫の事情を十分に
理解できたようです。

祐司さんは週末
定期的にカウンセリングを受け
地域の自助グループの助けも
だんだんと回復していきました。

広子さんもまた
「徐々に夫がよくなっていくということ」
に理解を示し、最大の協力者や
支援者になっていきました。

その結果、祐司さんは
まわりの人に気づかれることなく
ほぼ半年で、つらい状態から
抜け出すことができたのです。

続きが気になる方は
「ご家族、友人、自分が
「うつかな?」と思ったとき
読む本」を読んでみてくださいね。

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