「頑張って」と言ってはいけない。

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「頑張って」と言ってはいけない。

うつの人には「頑張って」と
言ってはいけない
とよく言われます。

反面、その理由については
あまり知られていないようです。

答えは簡単で
うつになっている人は
みんなもう十分
頑張っているからです。

頑張っている人に
「頑張って」と言うのは
「もっと頑張れ」とか
「まだまだ頑張りが足りない」
と言うのと同じです。

あなたがスポーツの
トレーニングで
もう二度と立ち上がりたくない
くらい疲れ切って
仰向けになって
倒れていたとします。

そのときに誰かが
あなたのそばに来て
「さぁ、立ち上がって」
と言ったら、あなたは
どんな気持ちがするでしょうか。

立ち上がろうと思っているし
立ち上がらなければ
いけないこともよくわかっている。

立ち上がろうと思っているし
立ち上がらなければ
いけないことも
よくわかっている。

でも今は、疲労困憊で
少し横たわっていたい。

そのようなときに
「立ち上がって」と
言われると、立てない自分は
駄目だとか
立たなきゃ駄目だと
ますます自分を追い込んで
さらに身体の疲れを
認識してしまうと思います。

大事なことは、立っていても
座っていても、寝ていても
頑張っていても、頑張っていなくても
どんな状態のあなたも
好きだということを
伝えることです。

むしろ「今までよう頑張ってきたじゃない」
とか
「こんな時期もあるんだよ」
と心豊かに、しっかりと
かわってあげましょう。

闇雲に頑張ってと言うのではなくて
「のんびりやれば」とか
「リラックスしていこうよ」
ということを言ってみてください。

たとえ、相手が
「そんなことできない」と
思ったとしても、相手を
追い詰める言葉の何倍も
心が休まります。

そして、あなたが相手のことを
思う気持ちは
いつか必ず伝わるのです。

「ご家族、友人、自分が
「うつかな?」と思ったとき
読む本」を読んでみてくださいね。

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  • 浮世満理子@心のケアの専門家 Twitter アイ・ディアヒューマンサポートアカデミー 東京本校 Facebookページ