「いつまでに治して」と言ってはいけない。

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「いつまでに治して」と言ってはいけない。

職場や家族などで
誰かがメンタル不全に陥ったとき
私たちは、しばらくは我慢をし耐え
いつか治ってくれるだろうと考えます。

ところがその状態が長引いてくると
だんだん心に余裕がなくなって
本人だけではなく
まわりの人も追い詰められて
しまうような気がします。

そのとき、私たちが
ついやってしまうのは
いつまでに治しなさい
いつまでに直すという約束を
しなさいと、復帰の期限を
設けたり、無理やり約束を
させてしまうことです。

しかし、本人だって
そうしたいのはやまやまなのです。

そうしなければならないと
思えば思うほど
負荷がかかり
プレッシャーがかかってしまいます。

心が疲れたときには
何よりも、頑張らない状態が
自分の身体の中で自然体に
なるように、心と身体の
バランスをとるように
していくことが大切です。

また、長期化してしまうと
急に生活環境を変えるのは
簡単ではありません。

いきなりフルタイムで
復帰するのではなく
二時間ずつ復帰するとか
近所に出かける習慣を
つけながら、徐々に
遠いところに
出かけていくように
することが大切です。

一足飛びの締め切りの
設定では、きっと相手が
潰れてしまいます。

ゆっくりゆっくり
しっかりと階段を上っていけば
できないことはありません。

もちろん、その過程では
後戻りをして
また前進することを
繰り返し場合もあるでしょう。

ですが、そのようにして
少しずつ、自分を取り戻していくことを
まわりの人は長い目で
相手を信じながら
かわっていくことが大切です。

会社であれば、休職を
するにしても、限度というものは
あるかもしれません。

ただ、そうしたルールとは
別のところで、個人的には
いつまでもずっとかかわっているよ
と伝えることはできるでしょう。

優秀な人材が復帰することは
その会社によって
プラスになるはずです。

「いつでも席があるから
戻っておいで」
と言えるような
雇用形態の工夫も
ぜひ検討していただきたいと
思います。

続きが気になるかたは
「ご家族、友人、自分が
「うつかな?」と思ったとき
読む本」を読んでみてくださいね。

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