上下関係があるときこそ伝え方に工夫が必要!

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上下関係があるときこそ伝え方に工夫が必要!!

 

今回のテーマは
「上司から部下に注意をしたいときの伝え方」
についてお話をしていきます。

みなさんの中にも
「部下に指導をしたいことが
あるけれど、うまくこちらの意図を
伝えられなかった」

そんなことを思ったことがある
上司の方は多いのではないでしょうか?

うまく伝えられないどころか
話をしているうちに言い合いになったり
なかなか理解しない部下に苛立って
感情に任せた発言をしてしまった人も
いるのでは。

実は、上下関係という立場の違いが
はっきりしているとき
上の人がいきなりアドバイスを
伝えようとしても
下の人からすると
「押し付けがましく」感じやすいものです。

立場が下の人には、上の人に
認めてもらいたいという承認欲求が
無意識にあります。

そのため、上司からなんの承認されることなく
いきなりアドバイスをされると
それがいかに適切なものであっても
反発の意識や落胆する気持ちが
少なからず芽生え、素直に
聞けない精神状態にさせてしまうのです。

今から上司が部下にアドバイスをする際の
悪い例と良い例を紹介します。

どんなシチュエーションでの会話というと
得意先との会食で度々目の余る
態度をしていた部下に
会食の数日後、上司が注意とアドバイス
をしようとするシーンです。

何事も、まずは「承認」することから始めよう!

 

では、まずは、悪い例からご紹介をしていきたいと思います。

上司:この前のB社さんとの会食
最悪だったけど、あれはなんで?

部下:何がですか?

上司:何も感じなかったかな?

部下:え。話、順調でしたよね

上司:あのさ、食事中は自分が
楽しむだっけの話をするわけ
じゃないってわかってるよね?

上司:自分の趣味の話をするん
じゃなくて、相手を楽しませる
会話が大事だよね

部下:相手も気持ちよく楽しく
話してたと思うんですけど…

上司:B社の部長がゴルフの話
してたけど、全然聞いてなかったでしょ?
で、同じ年齢のCくんがゲームの話
を始めたら、そっちばかり話してて。
重要なのは上の人でしょ。

部下:ゴルフやらないので
話がわからないですし
下手に合わせても

以上になります。

いかがだったでしょうか?

「承認」のない会話から入ると
相手はこのように気分を害していきます。

また、害さずとも、この会話への
関心を失って
「すみませんでした」「以後、気をつけます」
と、とりあえず会話を終わらせてしまうでしょう。

これでは、部下にとっても
成長の機会を失ってしまいます。

では、どうすればよかったでしょうか?
次に良い例をご紹介したいと思います。

上司:この前のB社さんとの会食は
頑張って話してたね。

部下:本当ですか?

上司:C君と会話弾んでたよね。
頑張って話ししてくれてるな〜
って思ったよ

部下:そうなんです。ゲームの話で
盛り上がりました。

上司:こういう会食は初めてだっけ?

部下:実は初めてで…

上司:そっかそっか。初めてにしては上出来!

部下:ありがとうございます。
でも、何をしたらいいのか
わからず、緊張してました。

上司:そうかー、そうだったんだね。
いろいろと説明してあげられて
いたらよかったね。

部下:そうですね。事前に教えてほしかったです。

上司:そうだよね。

上司:じゃあ、今からいくつか伝えてもいいかな?

以上になります。

いかがだったでしょうか?
相手を否定しながら問題点を
指摘する悪い例とは違い
良い例では「承認」「価値を高める」
「相づち」の技術を頻繁に使っています。

このように、何事もまずは「承認」することから
始めていきながら、部下との関係を見直していきましょう。

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