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- 落ち込んでいる子どもへの接し方の秘訣は「できる人」として接すること!
「共感」「承認「にプラス「できる人」として接する
今回は
「落ち込んでいる子どもへ親からの声がけ」
についてお話をしていきたいと思います。
子どもが落ち込んで
ふさぎ込んでいるとき
前向きな気持ちに変える
コミニュケーションの鍵は
常に「できる人」として
接することにあります。
親は日頃のわが子の状況
についてある程度わかっています。
そのため、子どもが落ち込んでいる時
の原因もなんとなく予想がつき
ついその原因を先回りして
言い当てようとしてしまいます。
しかし、それでは、たとえその原因で
落ち込んでいたとしても
「だから、何」と反発するだけで
自分から原因に向き合うことができません。
じっくりと話を聞くことで人は心を開きます。
本人も状況を説明していくことで
自分の考えや気持ちを整理でき
感情を切り替えていけるものです。
そのためには、親は安易に指摘をせずに
「この子はできる子だから」
というスタンスで、「できている」Mbr>
ことを承認し、「できる子だったら、こう考える」のでは
と促していくのです。
子どもを「できる人」として接してみよう!
今回の事例は
大事な試合で負けてしまい
落ち込んでいる子供の心をどうやって開くか
をテーマにしています。
では、まずは、悪い事例から見ていきましょう。
母親:ご飯できたから、降りてきなさいね
子ども:いらない
母親:どうしたの?
母親:具合悪い?
子ども:べつに
母親:そう、じゃあ降りてきて少しでも食べたら?
子ども:いらないって
母親:今日の試合のこと?
子ども:関係ないだろ
母親:負けたからって
母親:そんなに落ち込まないで
子ども:違うって
母親:ご飯食べないと元気でないでしょ?
子ども:いいから
子ども:放っておいて
母親:放っておけないでしょ。
母親:帰ってきてから、まったく部屋から
出てこないし。。。
母親:出てきて顔を見せて欲しいな
子ども:もうウザいなー
子ども:いいじゃん
子ども:別に
以上になります。
いかがだったでしょうか?
この例は、よくありそうな親子間の会話例です。
心を閉ざしている子どもに、普段の親子の
距離感で話しかけても
子供の心は変化しません。
そこで、丁寧な声がけにいプラスして
「できる子」として接していくことが大切です。
では、次の良い事例を見ていきましょう。
母親:ご飯できたけど、食べに降りてくる?
子ども:いらない
母親:そっか…いらない?
子ども:そう、いらない
母親:ご飯いらないの?
子ども:うん
母親:どうしたの?
子ども:べつに
母親:言いたくないなら言わなくても
いいけど、ご飯食べたくないくらい
なんか嫌なことがあるなら
お母さんには話して欲しいな。
子ども:特に話すことじゃないから
母親:うん
母親:でも、食べたくないくらい嫌な
ことがあったんだよね。
母親:心配してる。
子ども:まあ、そうかな
母親:うん
母親:何もできないかもしれないけど
話してくれたら嬉しいな。
子ども:試合のこと
母親:試合のことなのね
子ども:せっかく俺がいいパス出したのに
田口くんが失敗したからさ。
子ども:悔しくて。
母親:そうなんだ。
母親:それは悔しいよね。
子ども:うん
母親:で、どうなったの?
子ども:負けた
子ども:最後の試合だったのに
母親:それが原因で負けたんだ。
母親:それは悔しいね
子ども:うん
子ども:そう
母親:そうだね。最後の試合だもんね。
母親:悔しいよね。
子ども:あのミスさえなければ
母親:うん
母親:ミスさえなければって思っちゃうよね。
子ども:いい調子に勝ち進んでいたのに
母親:そうだよね
子ども:俺はちゃんとしてたのに
子ども:あと2つ勝ったら、全国大会に行けたのに
母親:そうだよね。今日の試合をどれだけ
大事にしていたか、お母さん知ってるよ
母親:悔しいよね。
子ども:そう
子ども:そうなんだ
母親:その気持ち、本当にそうだと思う。
悔しくて悔しくて、本当にたまらないと思うよ。
母親:だけど、あなたも、田口くんも全力で
やったんだよね。
子ども:そうだけどさ
母親:それは、すごく立派なことだと
お母さんは思うんだよね。
以上になります。
いかがだったでしょうか?
負けて悔しい気持ちを十分に共感をして
できたことを「承認」し、子どもの価値を
高めていくのが、ポイントになります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
詳しい解説が気になる方は、ぜひ「LINE上手」
を読んでみてくださいね。