スタッフ紹介

Staff

  1. HOME > 
  2. スタッフ紹介 > 
  3. 浮世 満理子 > 
  4. 浮世満理子の活動内容 > 
  5. vol.2 長い歴史を持つインド国民の心の支え (メンタル・サポート)

vol.2 長い歴史を持つインド国民の心の支え (メンタル・サポート)

インド表敬訪問

加藤智子レポート

インドのチベット仏教「真性活仏」カルマパ猊下と、最高指導者ダライ・ラマ法王猊下に謁見された浮世先生。その様子はどのようなものだったのでしょうか?
アシスタントとして同行された、東京校の加藤智子さんにレポートをいただきます。
世界文明の中でも長い歴史を持つインド国民の心の支え(メンタル・サポート)である、チベット仏教の真髄に触れ、世界におけるメンタルサポートの現状にどうぞご注目ください!

ダラムサラ

2006年3月5日~11日まで、浮世先生とアシスタント2名で、チベット亡命政府拠点であるダラムサラに行ってきました。
チベットの悲しい現代史の象徴・亡命政府のあるダラムサラ。中国政府の介入により、本土(チベット自治区)では失われつつある、「生きた」チベットの伝統文化、国民性、宗教の独自性がダライ・ラマ14世法王のもと、今なおひっそりと守り続けられていました。
そしてそこに、亡命チベット人たちの今なお力を失わない信仰の力を感じる一方、チベットの悲しい現状を目の当たりにした旅でした。
しかし、町には牛が歩き、犬が昼寝をし、そこには人と動物の共存があり、また、すばらしい大自然に五感が開き、心が癒されたことも確かです。

3月8日(水)ダライ・ラマ14世法王と謁見しました。
厳しいセキュリティーチェックを終え、謁見室でお待ちし、ついにその時がきました。
ダライ・ラマ14世法王が入室された時、その空間が一瞬にして変わり、体に電光が走り、感動の涙がでたことが昨日のことのように蘇ります。
そして、ダライ・ラマ14世法王の講話を拝聴しました。その内容は、まさにダライ・ラマ14世法王のご人格を現わすものでした。

24歳で一難民となったダライ・ラマ14世法王は世界中を飛びまわり、仏の教えを説くかたわら、中国の支配下にあるチベット人の悲惨や亡命チベット社会の苦境を世界に訴え続けてこられました。
ダライ・ラマ14世法王の教えは次第に世界中の人々の心をとらえ、人々をチベット支援に向かわせたのです。
ダライ・ラマ14世法王は8世紀のインドの仏教者シャーンティデーヴァが記した、『覚りへの道』にある、“空間が続く限り、命あるものがある限り、この世の苦悩と悲惨を少しでも軽くするために、私が命を長らえますように。”という一文をよく唱えられます。
「我が身を犠牲にしても人のために生きる」という意味のこの一文は、菩薩の決意を表したものです。
このような菩薩思想に基づいて、「紛争を真に解決するためには、敵対する双方が、怒りや執着などの煩悩を鎮めることしかなく、武力に訴えることは何の解決にもならない」、あるいは、「自分の家族、自分の民族、自分の国などと自己に関係するものに対してのみ責任をもつのではなく、宇宙全体に対する責任をもって行動してはじめて、人は幸せになれる」とダライ・ラマ14世法王は説いておられ、その信条を体現なされ、チベットのみならず世界中の人々を救う教えとなっています。
そしてそのことは世界中に高く評価され、1989年にノーベル平和賞を受賞されました。

この度のダライ・ラマ14世法王の謁見は、暴力の連鎖に負けることなく、優しさの連鎖こそを考えなければいけないという気づきにつながりました。
また、さらには、自分自身を見つめ直す機会にもなりました。
「ビジョンを持ち一生懸命生きれば、その人にとって一番いい道が開かれていく」。
そんな希望、活力が、そして勇気が湧いてきました。
まずは、自分の足元・NOW&HEREをしっかりと見つめ、できることから始めようという思いが明確になった旅でした。
私たちは日々の生活に追われ、ついグローバルな視点を見失いがちです。
日本のみならず、海外へと目を向け、その実情に実際に触れ、非日常の空間に身を投じたからこそ自分の気づきにつながり、多くのことを感得できたと確信しております。
これをお読みになった皆様に、このようなグローバルな視点、気づきが体験で得られたことが伝われば幸いです。

  • 友だち追加
  • お友達登録された方には無料体験講座クーポンをプレゼント

  • 浮世満理子@心のケアの専門家 Twitter アイ・ディアヒューマンサポートアカデミー 東京本校 Facebookページ