メンタルトレーナー田中のリオ通信 Vol4：体操女子団体決勝

皆さんおはようございます。
今日は女子体操団体決勝です。
日本の応援団も選手を支えてます。

予選を7位通過だった日本。
1種目終わり、6/8位。
得意の床で思ったより伸びなかった。

しかし、次の跳馬アップの時に、ベテラン選手が、
ミスをした若い選手の手を握り声をかけていました。
声をかけてもらった選手も笑顔になり、力が抜けたのでしょうか。

しかし、相変わらずのブラジルコール、USAコール。
特に世界チャンピオンのアメリカのシモーネバイルズ選手。
まるで内村選手のように、みんなが彼女にエールを送ります。

2種目を終え4位、3種目を終え3位。
日本の底力です。

残すは平均台。
ブラジルコール、USAコールがどれだけ大きくても、自分の演技に集中しています。

結果は4位。
しかし、私はメダル云々よりも、最後まで諦めずに全力でチームとして戦う
選手達の姿勢に感動させて頂きました。

果たして、私たちは日常でどれだけ諦めずに全力でやりきっているのか。

メンタルだけで勝たせることは出来ない。
でも、メンタルが原因で負けることがある。
だから、今日も各国を代表するトップアスリートでさえもミスが出ました。
その0コンマ何ポイントが勝敗を分ける。

勝負の世界に、あの時ああしとけば、などの、たらればはありません。
いつも通りの力を出すことが、いかに難しく大切なことか。

メンタルトレーナーとして、身が引き締まる思いがしました。

今日も全て選手達、関係者、私たちを迎えてくれているブラジルに感謝です。
そしてお疲れ様でした。