逆境に負けないメンタルのコトバ

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アイディアのメンタルトレーナーが「逆境に負けないメンタルのコトバ」をお届けします。

Vol.1 米田 功

アテネ五輪金メダリスト
アイディアメンタルトレーニングセンター
メンタルトレーナー

ストレスは「解消するもの」ではなく「解決するもの」
ごまかしたり逃げ出したりしないで、今の現実としっかり向き合うこと。
そうすればそのときは苦しくても次につながる方法が見つかるはず。

Vol.1 米田 功

解説

「大きな目標を前にしたとき、誰もが実現までに大きな壁があると感じている。でも今日1日をどう過ごすか?今、練習に集中できるか?そんなことを毎日考えて、気がつけば金メダルを手にしていた。」と、米田は語る。
オリンピック3ヶ月前は、誰だってモチベーションがあがるし、練習もする。けれども、それを4年前からずっとできるかどうか。オリンピックに向けて、自分が決めた練習を毎日ただやること、それは、どちらかというと、小石を越えて行くようなもので、やろうと思えば誰にでもできる。けれども、毎日毎日、小石を越えて行くその先にオリンピックがあると誰も教えてくれない。ただひたすら小石を越えていくことしか方法はないけれど、今日、ちょっと遅れていこうかとか、練習に気がのらないとか、できないことじゃないけれど、それをするのが難しく感じることがある。一番がんばらなきゃいけないのは、小石を越えると毎日越えること、やると決めたらやることなんです。

アイディア式メンタルトレーニングとしては?

チームを強くするポイントとして、コミュニケーションはよく取り上げられるテーマです。アイディアのメンタルトレーニング式の「アクティブコミュニケーション」で前提としているのは、「全てのコミュニケーションには意図がある」ということ。特に組織(チーム)においては、リーダー(監督)の意図をいかにメンバー間に行き渡らせることができるか、が鍵となります。
「これをめざしていくんだ、これをやっていくんだ、という事がチームメンバーに浸透するためには、語るだけではなく、もっと具体的なものが一緒にならないとチームメンバーがイメージできないことが多いのです。」と解説するのは、メンタルトレーナーの浮世満理子。
「アテネオリンピックで日本男子体操チームが28年ぶりの団体優勝を勝ち取ったのも、このコミュニケーションが鍵の一つ。団体優勝は、常に日本男子体操チームの目標でした。世界大会での成績からも、このときの男子体操チームの力は充分金メダルを狙えるところにありました。でも、「団体金」という共通の目標を選手全員が持てたのは、当時のキャプテン米田功の取ったコミュニケーションが大きく働きました。彼は、食事や風呂など、気兼ねなく話ができる場を使って、「どうしたら金を取れる?」「自分たちは金を狙えるよな」とチームメイトに投げかけ、会話の中で「団体金メダル」へのモチベーションをあげていったんです。」
個人でも金は狙える、種目別でも金は狙える、その中で「団体金」に意識を向けるためには、監督からの呼びかけだけでは難しいが、チームのキャプテンやコーチといった「中間のリーダー」達が、チームとして掲げる目標をどのくらい具体的な姿としてチームメイトに働きかけていけるか、それがチーム全体のモチベーションを上げることにつながるのです。
目標を掲げるだけでは足りません。中間的なリーダーたちが、トップの意図を汲み、より具体的に目標を伝え、チームの結果に貢献できるのはどこなのか、現場できめこまやかに選手に会話をしていくこと、それがチーム全体のモチベーションを上げるために必要なメンタルトレーニングなのです。

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