逆境に負けないメンタルのコトバ

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アイディアのメンタルトレーナーが「逆境に負けないメンタルのコトバ」をお届けします。

vol.05 浮世満理子

プロフェッショナル心理カウンセラー
アイディアメンタルトレーニングセンター
メンタルトレーナー

アスリートもビジネスパーソンも、強い敵と戦わないと、強くはなれない。
たとえ今は勝てなくても、最後まで粘り、全力を出しきり、そして負けても決して下を向かない。
強い敵と戦うのは苦しいけれど、その瞬間、瞬間が確実に人を強くする。

vol.05 浮世満理子

解説

「勝つためにどうしたらいいのか?こういう思考が強さを育ててくれるのです。」 かつて、浮世満理子氏はあるテニスプレーヤーのメンタルトレーニングをした時のエピソードから語る。無冠のベテランと呼ばれ、実力はあるのに優勝ができない。それを繰り返してきたテニスプレーヤーが、初めて全日本選手権で優勝を勝ち取ったのは、今までのプレイのパターンを打ち破った時だった。
「それまで、体力に自信がなくて、飛びつけなかったボールにがむしゃらに飛びついたときが変化の分岐点。今までだったら見逃していたボールを見逃さなかったのは、勝つために徹底的に『負けた理由』と向き合ったから。勝てる試合だけしていたら、自分の限界にも気が付けないし、自分の枠を超える事も出来ない。自分の力はこういうレベルだから、ここまでやっていればいい、ではなく、勝つためにどうするか、を考える事で、人は本当の意味でそれまでの力を越えていくことができるのです。」

アイディア式メンタルトレーニングとしては?

強い敵、とは、自分がそれまで持っていた枠組みを超える相手。そういう相手と向き合った時に、自分の「今の限界」を知ることができるのです。そして、その敵に勝つためにどうしたらいいか、「できる範囲」ではなく、「勝つために必要なこと」を考え始めます。それが成長につながるのです。
私たちは誰もが結果を出す経験を積みます。そして、その経験から結果を予測します。でも、その予測は過去の自分の結果からでしかない。未知の力と向き合う事でしか自分の力を越えていくことはできないのです。
強い敵と戦えば、当然負けるリスクも大きいでしょう。しかし、ここでこだわるのは「戦い方の質」。勝つか負けるかという事だけを見ていると見逃してしまいがちですが、負けるパターンを徹底的に見つめる事で、勝機を自ら引き寄せていく。この繰り返しが心の筋トレになり、自分を強くしてくれるのです。 強い敵と戦い、全力をだしきるからこそ、自己承認と達成感が生まれます。簡単に勝っても達成感は生まれません。ここまでがんばれた、という思いが、心を強くしてくれるのです。

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