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vol.07 米田 功
アテネ五輪金メダリスト
アイディアメンタルトレーニングセンター
メンタルトレーナー
目標は前に置くのではなく、後ろに置く。
前に置くからゆっくりのペースで進んでしまう。
「いつやります」と期限を決めて、後から目標に追いかけさせると、いやでもスピードアップしてどんどん前に進む。
解説
「目標を追いかけるとなると、追いかけるのは自分のペースになります。でも、ゆっくり走っても急いで走るのも自分のペース。本当に自分の限界を超えて目標を達成しようと思ったら、自分のペースを越えることが大事。だから、目標に「追いかけられる」事が大事なんです。」そう語る米田氏は、現役時代、常に目標に追いかけられるように目標を後ろに置くという意識を持って取り組んできたという。
「目標を前におく=追いかける、とすると、時には、走るか走らないかを迷ったり考えたりしてしまうことがある。後ろにおいて追われるのは大変だけれども、迷う暇も持たずに済む。スピードも上がるし自分の力もあがる。もともとの力を超えていくことができるんです。追いかけられているから、多少の障害だって、跳ね飛ばす勢いで走ることができる。」
目標を後ろにおいて、目標が自分を追いかけるように仕組むには、期限を決めることと、「やる」と決めること。
「どうやったら追い越されずに走りきれるか考える。そんな風に自分をちゃんと追い込むことで達成をつくることが出来ると思うのです。」
アイディア式メンタルトレーニングとしては?
目標を達成するというのは、今の自分の力を伸ばして、越えたことのないハードルを跳べるようになること。つまり、現状維持では、目標を達成することはできません。自分が出せる力を目一杯に引き出し、チャレンジしていくためにはいい形で自分を追い込むことが必要です。目標を後ろに置くというのは、期限を決めてそこまでにやりきるという形をつくること。決めた期限がどんどん迫ってくることで、否応なしに行動するしかない。それが、「目標に追いかけられる」という事です。危機感は、人から必死さを引き出す感情、この感情を上手く使い、やるしかないという環境を設定することが大事なポイントなのです。 強いメンタルとは、精神論だけに偏るのではなくて、やりきれる環境を創る思考でもあります。危機感を持って行動するのは、誰にとってもしんどいことではありますが、それをあえて設定することが達成につながります。 危機感を使って達成と突破に向けて行動していくためのメソッド「目標を後ろに置く」とは、追われたほうががんばれるという人の心理を上手く用いた成功のためのメンタルトレーニングメソッドの一つなのです。
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