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vol.14 米田 功
アテネ五輪金メダリスト
アイディアメンタルトレーニングセンター
メンタルトレーナー
世界のトップになるためには、才能や身体能力ではなく、限界からのあと一歩
解説
「純粋に技能や身体能力だけを考えたら、オリンピックにいける選手はたくさんいます。」
そう語るのは、アテネオリンピックで28年ぶりの男子体操団体競技で日本に金メダルをもたらした元体操選手 米田功氏だ。
「人一倍の努力と言うけれど、オリンピックをめざそうとしていたら、誰もが頑張っている。特に、トップクラスになってくれば、同じようにみんな頑張っていて、身体能力にも大きな差が無い。
そしたら後は何で差がつくのかといえば、メンタルなんです。」
米田氏のここ一番のメンタルは飛びぬけて強い。その強さはどこから来るのか。「ここまで、と思ったら、気持ちがきれてしまう。試合のときでも、後少しで終わると思ったり、これが限界だと考えると集中もきれるしミスも出やすくなるんです。だから、ここまで、と思ったところから本当に「頑張る」んです。いつもいつも頑張れではなく、「ここ、頑張るところ!」と自分に気合を入れます。」
世界のトップとは、常に限界からの出発。
私達が負けやすい「限界だ、もう無理だ」という考えから後一歩を踏み出すには何が必要なのだろうか。
アイディア式メンタルトレーニングとしては?
私達が理解しなくてはいけないのは、私達のメンタルが意外と「あきらめやすい」ということです。
ここまで練習したからいいだろう、ここまでやったらいいだろう、と、私達は頑張ることを諦め、やめてしまうことが多いのです。
かつて、米田氏は、アテネオリンピックの決勝戦で、鉄棒に飛びつく最後の瞬間までイメージトレーニングで「練習を続けた」アスリート。
「もうここまでやったらいいや。」にしない姿勢が、彼の「限界からのあと一歩」というコトバの実践です。結果のために全力で向かうというのは、最後の最後まで「もうここまでやったから・・・」にしないということ。ここまで、と思ったところで、「あと少しだけ」と行動することが、「ここまで」と自分が自分に引いている限界の線を越えるメンタルの力。
だからこそ、今までの限界を超えて、最高のパフォーマンスを生み出すことが出来るのです。
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