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vol.28 浮世満理子
プロフェッショナル心理カウンセラー
アイディアメンタルトレーニングセンター
メンタルトレーナー
とにかく自分は最高に運がいい。
トップになるのは実力、運とも自分しかいない。
今がどれだけ苦しく大変でも、自分でそう思い込み続けることこそが、トップに君臨する人に大切なメンタルだ。
解説
世界のトップクラスともなると、実力伯仲、誰もが天才だ。
しかし、勝負とは最終「1位」を決定していくものだ。勝つ選手、負ける選手の差は、才能でも努力の量でもない。
「誰もが天才で、誰もが人生かけて、命がけで闘っているんです。全員がすごい努力を重ね、並外れた才能を更に磨き上げてトップレベルのステージに上がってくる。世界のトップレベルというのは、想像以上の過酷な世界です。」
数多くのアスリート、特に世界のトップレベルで闘うアスリートを担当してきた浮世満理子は語る。
では、勝負を分けるものは何なのか。
「誰もが、最後まで自分を信じ、勝ちを見つめ続けている。ぎりぎりのところで自分が絶対に勝つんだと思い込み続けていくメンタルの強さを持ち続けていくことができるかどうか、それは、思った以上に大きな要因だと思います。」
磨き上げられた天才の力がぶつかり合うときに、勝負を分けるものはわずかな差、そのわずかな差をつくるのは、まさしく精神力だ。 「だめかも知れないと、一瞬思う。ここまでかと一瞬疑う。その一瞬が筋肉に伝わり、身体を動かす。ぎりぎりの淵に立たされた集中力が一瞬緩む。それは、本当に一瞬だけれども、勝負はそこで決まるのです。」
何もかも最高に磨き上げられた究極の勝負の中によぎる一瞬の隙。あまりにも人間らしいその隙をも寄せ付けないメンタルの力が、世界のトップに立つための条件なのかもしれない。
アイディア式メンタルトレーニングとしては?
人は、想像以上に自分の中に湧き上がるイメージに身体の反応や集中力を左右されます。ふと頭をよぎる疑念や不安が身体に伝わるとき、本来磨き上げられた身体が覚えている「最高の動き」が狂うのです。
どんなに追い詰められたとしても、絶対に自分はこの危機を切り抜け、トップの座を勝ち取るんだ。その思いがためらいのない、そして身体に叩き込まれた動きを支えるのです。
「練習の時のようにできれば、絶対に失敗しない。だから、練習の時に本番のつもりで普段からプレッシャーをかけていき、本番では練習の時のように演技する。そうやって、勝利への確率をあげていくのです。」と語ったのは、アテネオリンピック金メダリストの米田功氏。つまり、精神的に平静なときにできている動きを本番でも発揮させるための工夫を重ねているのです。
自分は最高に運がよくて、絶対に勝てる。その確信こそが、あらゆるプレッシャーに対してぶれないメンタルを創ってくれる最高の鎧であり、砦なのです。
いつだって自分は最高の結果を出すことができる。今も自分は絶対に大丈夫。いつものように成功が待っている。それを信じることができれば、心身ともにいい状態を保つことができる。それをどんな場面でも持つことができる、たとえ世界中が注目するオリンピックのような場面でも、その「自分を信じる心」が、ためらいのないのびのびとした身体能力の発揮につながっていき、最高の結果を出すことにつながっていくのです。
そのために必要なことは、普段から「自分を信じる」肯定感をしっかりと高めていくこと。自信の積み重ねこそがメンタルの力の源なのです。
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