マラソンとは人の本音を炙り出す芸術だ!
マラソンとはその日常に目を向ければ如何に地味なものであるか。スポーツでそれなりに努力をすれば褒めてもらえたであろう幼少に頃にはスポーツや体育というものとはおよそ無縁。そういう思い出が一切ない自分にはこの三十路を過ぎて始めた努力に対して尋常ならざる承認欲求を覚えるのです。
しかし、我ら民間のランナーはレース当日のスポットライトの元を一度去って日常に戻れば、賞賛もなくそのドラマを知られる事もない。第二期のホノルル挑戦は先ずこの苦しみを知る事から始まりました。
そう、正直申しますと僕は毎日会う人と会う人全員に努力を褒めてもらいたいと思っているらしい。その程度の器の男でございます(笑)。しかしながら、そういうものだと承知してなお、走るのを止めたくないところはもはや人智を越えて、まぁ早い話が病気です(笑)。それでも良いのです。とにかくあらゆる人に自分がいかに常識を覆しているかを知らしめたい。その説得力を確固たるものにしたい。理屈でも幻想でも勘違いでもなく現実に実践し現実に実証する事。
今年は格好良いことは申しません。いいではないですか、たまには。
シンプルに本音を綴るのも潔し!
美談はゴールの後にとっておくのです☆
2008・10/20 内田“うっちー”司