走るのはこの人
東京渋谷駅前校30期生 村田 清弘
余命宣告を受けた後、2006年のホノルルマラソンに挑戦し、見事完走。
2007年度は多くの仲間、サポーターと共にゴールを目指します。
『アイディア発 ホノルル行き』
あなたは、都会が好きですか?
あなたは、携帯と水とどちらが大切ですか?
あなたにとって「みんな」とは誰ですか?
家族ですか? 子供は? 孫は? 子孫は?
あなたは、素直に「あなたが好きです」と言えますか?
あなたは、人に癒されたいと思いますか?
あなたは、自分が人を癒しているかも知れないと思ったことはありますか?
そもそも癒しってなんですか?
あなたは、動物は好きですか?
あなたは、自分も動物だと思ったことはありませんか?
あなたは、ヒト以外の動物は言葉がないと思いますか?
ヒトと熊とどっちが先に住んでいましたか?
~Aさんへ~
ご無沙汰しています。
その後、お身体の方は如何ですか?
連絡が途絶えてずいぶん経ちます。
順調に回復に向かわれていると信じています。
私が辛かった時、あなたが辛かった時、お互い支えあっていましたね。
「辛いけどあなたに会えるから会社に来ました」
そう言ってくれたこともありましたね。
友情という程度のものではなく恋愛という感情とも違う、何か不思議な感覚でした。
またいつか、ホノルルの話でもさせてくださいね。
私もそれまで頑張りますから。
~Iさんへ~
突然の訃報に呼吸が止まりそうでした。
今でもあの時の感覚を忘れることができません。
でも、思い出したくもありません。
いつまでもお元気で、みんなを励まし続ける人だと思っていました。
そう、いつまでも変わらずに。
なにか無我夢中で献花の用意をしていました。
あなたに似合うような真っ白な洋花を花束にしてもらいました。
そう、あなたが好きだったカラーもちゃんと入れてもらいましたよ。
その時、体調を崩していた私は花屋さんに至急で、とお願いをしました。
親切にもその方は地下鉄を乗り継いで届けてくれたんですよ。
思えば不思議な出会いでしたね。あんな派手な世界に身を置くような人にはとても思えませんでした。普通の女性より地味だった。
それでも優しく力強い曲を紡いでいましたね。
短い人生を全力疾走で駆け抜けてしまった・・・
私も近い将来、あなたのところへいきます。
その時にあなたに叱られないような人生を送りたいと思います。
ねぇ、今年は一緒に走ろうね。
あっと言う間の一年。
アイディア発~ホノルル行き、まもなく離陸です。
ホノルルまで同行していただけるサポーターの方々。
日本で応援してくださる方々。
積極的に応援はしてないけどナントナク気にしていただいている方々・・・等々。
上手く言葉が見つかりません。
でも。
私は身に余る幸せを感じています。
本当にありがとうございます。
そろそろ離陸です。
行ってきまぁ~す!