メンタルトレーニング

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夢(仕事)も恋(家族)も両立させる メンタルトレーニング

よく、うちに学びにくる主婦の人で「勉強はしたいけど、家族を犠牲にしたくない」という人がいますが、私は「家族が夢をかなえるのに、誰も犠牲にならない」って思います。

夢をかなえるための時間は、一緒にいられなくても相手を裏切っている時間じゃないんです。


たとえばさっきの主婦の人「中学生の娘が、一人でご飯食べるのがかわいそうで」っていいます。

「多感な時期だから、一緒にいてあげたい」と。ずいぶん依存させているんだなーと思います。中学生になって親が勉強に行く大切さがわからないんじゃ、悲しいです。むしろ、そんなときは、家でご飯つくって、母親の帰りを待つくらいの素敵な家族になれませんか。その時だけは、たまにはお父さん早く帰って娘たちと外食してあげようとか思わないですか。そのうち「母親がやる作業」だけが、ひとり歩きし、それがないと家族の「生活」がまわらなくなり、その結果「いてもらわなきゃ困る」つまり作業する人がいないから困る。みたいになっていきますよね。

私なんか、朝10時から夜12時まで働いていますから、家事労働の長さと量が家族の愛と言われると、たいそう冷たい妻ですよねぇ(笑)

でも家はまったく平気。「仕事に対する価値観」つまり「夢の実現に対する価値観」が家族みんな同じっていうことも大切なキーワードです。よく「働かせてやっている」という夫や「主人に協力してもらって」という妻もいますが、仕事に対して失礼だと思います。

男であれ、女であれ、仕事に対する敬意は同じだからだと思うのです。母子家庭で働く人もいるくらいですから、夫が協力しないなら、ベビーシッターにあずけてでも働くっていう「本気」さかなあ。もちろん、アイディアは子供と一緒に働ける環境をつくりたいということで、子供をつれてきてもいい会社になりましたが、大事なものは「絶対やめない」という意思だと思います。

だいたい女性で家庭があっても管理職で成功している人は、この「基本的な本気度」が違いますね。私も20代に悩んでいたとき、先輩の新聞社の女性部長からこう叱られました。「絶対にやめないって決めるの。それしか女性が働き続けられる道はない。介護や子育て、何か大変なことがあれば全部押し付けて、女性のキャリアなんていつでも捨てられる粗大ゴミみたいなものだと思っている男性は多いのよ」と。

まあ、男性がおもっているかどうかより、女性が勝手に「自己嫌悪」に陥って「私ってひどい妻だ」とか言って、夢の実現やハードな仕事を敬遠してしまうっていうところでしょうか。世の中にその人しか出来ない仕事があるって自分で信じてないんですよね。

我が家では共通の認識は「仕事=夢の実現」は何よりもに優先するという価値観。

夢(仕事)も恋(家族)も両立させる メンタルトレーニング

そしてさびしくなったら、素直に申請して「その寂しさをどうするか」ということを考えるのです。だから、我が家の食卓はいつも夜中の1時から。かわいそうとも、つらいとも、まったく思わないですね。むしろ「ああ今日も家族で食事ができる。すごいことだ」って思います。充実した時間がそこにはあります。

私はオリンピックの仕事が決まったときに、夫に「しばらく家に帰れなくなるかも」と宣言しました。本当にオリンピックってすごいことですから5月に入って合宿が始まって、8月の本番が終わるまで、私はまるで妻としても家族としても機能しないのは当たり前です。選手だってそんなくらいの気持ちでやっています。みんな人生かけています。そのサポートをするんですから、選手が人生かけて必死でやっているのに、自分だけ今までどおり家族でゆっくり晩御飯はないですよね。でも、夫は「もちろん」といっていました。私の仕事を理解したというより、私がどれだけ本気かを知っていたのです。私との時間は大切。でも、私の夢はもっと大切、一緒に遊ぶ時間も大事だけれど、人生かけた夢はもっと大切。

夢を理解しあえることが、本当の意味で、いいパートナーだと私は思っています。これは、人それぞれの価値観ですけれどね。



ところが、私の友達は「とにかく一緒にいつもいれる人でないとダメ」なんでそうです。だから、相手が一人旅にでかけるたびに大ケンカをしているし、資格をとりたいといっても、転職したいといっても反対して「やめさせた」らしいです。毎週日曜日に一緒に趣味の活動をして、それで、家族で平穏無事にずっと生きていくのが夢。それ以外のものは「お金がかかって家族の幸せを邪魔するもの」でしかないそうです。

彼女の生き方は、夫もそれを望み、お互いがそれでいいなら、それでいいと思います。
でも、私はダメ。彼女の家族の話は、まるで囚人になったような気がするのです。私は一緒にいる時間が短くても、いつもお互いがキラキラ目を輝かせて「今日ね。こんなことがあったよ」とか「こんな風に頑張っているよ」と話し合い応援しあえるパートナーシップを目指しています。

私も仕事=夢に関しては、こんな調子なので、結婚してすぐのある日、夫が目を輝かせながら私に言いました。「来年、海外に留学したい」と。

ひぇーっ、もしかして、結婚即別居ですかぁー。と思いました。驚きました。いきなり別居で、これからうまくやっていけるのかな?いろんな不安がめぐりました。
でも・・・・ダメなんです。夢をもって前に進もうとしている人を、絶対に反対できないんです。「さびしいっ!!でも、いいことだから、がんばれっ」と、つい応援してしまい、「やっぱりアメリカかなあ?カナダはどう?」などと海外に詳しい私がいろいろ資料を取り寄せたり、調べたり・・・あれぇ?なんでこんなに協力してんのかな?と思いますが、自分の好きなことを、好きな人が理解してくれないのってねやっぱりなんかさびしい。
だから、私も最大限協力する。いや、協力どころか、理解もするし、応援もしちゃう。てな、感じで、うちは、通学どころか留学だろうが、転職だろうが、浮気以外ならなんでもお互いありですよ。

「でも、一緒に住んでないと、絶対浮気されるわよ」
と、さっきのべったり友人はいいます。でも、本当に一緒にすんでないと「絶対」ってつくくらい浮気する信用のない夫を持つなら、なんのために結婚するの?っと思います。

よく、高校生で援助交際やっている子が「ちゃんと門限守っているから、エンコーやってても親は知らない」なんて例があるように、

大切なのは縛ることではなく、信頼して、お互いが気持ちがほつれないようにいつも優しくし続ける努力をすることなのではないかしら、と思います。

夫は自分の都合でしばらく留学は出来なかったんですが、その後も仕事をやめたり学校にいったり。「まあ、好きにしたら?」と、私は、面白がって見ています。私も忙しいから、べったりお世話もしませんが、別に反対もしません。私が夜中に仕事から帰り、ご飯を作りながら「今日は何してたのー?」とキッチンカウンターで彼なりのチャレンジを楽しみに聞いています。やりたい事があるうちは、目が輝いていられますからねぇー。

夫が私に結婚を申し込んだとき、あまりのり気でなかった私は「なんで、私と結婚したいの?」と、ストレートに聞きました。すると、「僕の価値を、世の中で一番認めてくれるのは、あなただった」と。

そりゃ、まあね。メンタルトレーナーですから。人の価値を認めるのは習慣になっていますよね(笑)その時は、そうは言いませんでしたが、確かに、その時さまざまな環境に翻弄され、仕事で行き詰まり、人間が嫌いになり、人生に絶望していたであろう相手に「やれば出来る」「あなたは自由なんだよ」「夢をもって」「あなたはすばらしい」と言い続けた結果、見事に、相手は自分の仕事を成功させ、おまけにプロポーズまでついてきた、そんな感じだったのでした。

相手の夢を大切にすることは、相手の価値を認めること。



一緒お茶をのんでいるのんびりとした休日も素敵ですが、お互い、くたくたになるまで夢にむかってとことん走り続け、夢がかなった時の「承認の報告」の二人のディナーはまたこれ、格別なものがありますよ。オリンピックまでは、ほとんど家に帰れない状態の私。オリンピックが終わったら、彼の家族と沖縄旅行にも行きたいし、二人でイタリアにも、モルジブにも、香港にも行きたいっ。

でも、順番、順番と笑いながら、今はいい結果を出せるように本気で家族を愛して、本気で働く。

今日のUkiyoメソッド

相手の夢を大切にすることは、相手の価値を認めること。一緒にお茶をのんでいるのんびりとした休日も素敵、でも・・・お互い、くたくたになるまで夢にむかってとことん走り続け、夢がかなった時に二人で食べる「承認の報告」のディナーはもっと素敵。人生の素敵なごほうび。
人は仕事や夢で、前に進み愛する人や家族で、それを分かち合える喜びがある。そして気持ちが満たさせていく。
お互いいつも成長していたら、いくつになっても一緒にいる喜びがある。